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UPDATE|2019/04/17

Bitter & Sweetに聞く 今の時代にデュオで活動する理由

左から田崎あさひ、長谷川萌美

田崎あさひと長谷川萌美の2人組ユニットBitter & Sweet(ビタースウィート)。ハロー!プロジェクトが所属する芸能事務所アップフロントにあって、アイドルではなく女性デュオとして独自の立ち位置で、2013年の結成以来、精力的な活動を続けている。3月に2年ぶりのシングルをリリースした2人に、歌手を志したきっかけからユニットの目指す方向性までを聞いた。※田崎あさひの「崎」は右が「立」が正式表記



──今回Bitter & SweetさんはENTAME next初登場ということで、まずどういう経緯で結成されたユニットなのか? そのあたりから説明をお願いします。

田崎・長谷川 えっと、まず……(2人同時にしゃべり始めたことに気づき、気まずそうに苦笑)。

──いきなり息の合ったハーモニーを聴けることになるとは(笑)。

長谷川 ごめんなさい。とりあえず私からお話します(笑)。まず「FOREST AWARD NEW FACE オーディション」というものがありまして、そこで私とあさひちゃんはグランプリをいただいたんですよ。あさひちゃんが第2回(2012年)、私が第3回(2013年)だったんですけど。そして2013年末にBitter & Sweetユニットを結成し、今に至るという感じです。

──オーディション自体、それぞれどうして受けたんですか?

田崎 私、RADWIMPSさんがものすご~く大好きなんです。出身は長崎なんですけど、長崎の夏フェスにRADWIMPSさんが出演しているのを生で観て、「あぁ……カッコよすぎる」と本当に感動しまして。ボーカルの(野田)洋次郎さんと同じ光景を私も見てみたいと、そこで強く感じました。どうしたら私も同じ場所に立てるんだろう? そういうことをずっと考えていたら、母が「こういうのがあるみたいよ」ってオーディションのことを教えてくれたんです。

──それまでバンドを組んでライブハウスに出たりとかは?

田崎 一切していないです。ピアノは3歳のときから弾いていましたけど、弾き語りとかもオーディションまでやったことがなかったですし。

──そうなんですね。長谷川さんは?

長谷川 私は高2のとき、『NHKのど自慢』でチャンピオンになったことがあるんです。これが自分にとっては大きかったんですよね。歌うことがずっと好きだったから、これからも歌い続けたいなと改めて考えるようになって。それで高校卒業後はとりあえず新潟から東京に出て、アルバイトをしながらも専門学校に通いつつ、音楽の道を探していたんです。それで最初に受けたオーディションが、例のFOREST AWARD。そういう意味じゃ恵まれていたのかもしれません。

──アップフロント(クリエイト)って、一般的にはハロプロのイメージが強いじゃないですか。そこ主催のオーディションを受けるのに、アイドル志望ではなかった?

田崎 私はバンドが組みたかったです。「RADWIMPSさん命!」って感じでしたし。

長谷川 私もアイドル志望ではなかったですね。かといって、シンガーソングライター志向という感じとも違うかな。自分がソロで曲を歌い、バックにバンドの人がいて……。強いて言えば中島美嘉さんみたいなイメージを当時は思い描いていたかもしれない。

田崎 でも、そのへんはたしかにわかりづらいかもしれないですね。たとえばJuice=Juiceの宮崎由加ちゃんもFOREST AWARD出身なんですよ。今は結果的に違う道を歩んでいますけど。
CREDIT

取材・文/小野田衛


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