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UPDATE|2019/05/03

「ダンスダンスダンス」初選抜・乃木坂46渡辺みり愛が“愛の強さ”で躍動する日

乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』

5月29日(水)にリリースされる乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』。このシングルで初めて選抜に選ばれた2期生メンバーがいる。渡辺みり愛。2期生最年少ながら常に周りを気遣い、メンバーを支えてきた彼女の初選抜までの道のりを、2011年の結成時から乃木坂46を取材してきたライターの大貫真之介氏が振り返る。



今年2月23日に行われた乃木坂46バースデーライブ3日目(大阪・京セラドーム)、2期生の一人ひとりが紹介される際にそれぞれキャッチフレーズがつけられた。渡辺みり愛のキャッチフレーズは「ダンスダンスダンス」。この1~2年で「渡辺みり愛=ダンス」のイメージがメンバー、スタッフ、ファンの間で浸透した。

翌日の西野七瀬卒業ライブでは『生まれたままで』のセンターに立った渡辺。この曲のオリジナルセンター伊藤万理華(卒業)は、渡辺にとって初期からの推しメンであり、しなやかなダンスはグループ随一との呼び声が高かった。当日は齋藤飛鳥、衛藤美彩、井上小百合らオリジナルメンバーがそろっており、ポジションの重さに不安もあったというが、渡辺は真ん中で華麗に躍動してみせた。

3歳から小学6年生までクラシックバレエを習い続け、プラチナ期のモーニング娘。が好きだったという渡辺みり愛は、2013年5月に13歳で乃木坂46に入った。彼女は自身の弱い面を見せないタイプで、2期生最年少ながらメンバーを気遣い、支える姿が目についた。感情を抑えることも多いように見えた。

「ファンの方に対してもメンバーに対しても嘘をついてるわけじゃないんですよ。ただ、うれしいことがあって『うれしい』『うれしい』と騒いでしまったら、その後に嫌なことがあった時の落差が大きいじゃないですか。逆に、嫌なことがあった時は『いつかはいいことがあるだろう』と自分の中で抑え込んでるんです」(『TopYell』2016年7月号)

そんな彼女が珍しくマイナスな感情を表に見せたのが2016年12月14日。『FNS歌謡祭』(フジテレビ)で当時の選抜メンバーと加入したばかりの3期生がパフォーマンスを披露したものの、アンダーメンバーは出演することができなかったことをトークライブアプリ・755で「何だか、涙が止まらないの」と発信した。

渡辺は当時のことを「キラキラしたスタジオにいるメンバーと家にいる自分を比べてしまって悔しくなって」と語っている。(『TopYell』2016年7月号)


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