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UPDATE|2021/03/25

「THE W」優勝・吉住が明かす芸人への道、コント師を夢見るも進学校で親が大反対

吉住 撮影/武田敏将

3月8日に開催された『R-1グランプリ2021』の決勝に進出し、2020年12月14日に放送された、『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ)では、見事4代目女王に輝き、一躍時の人となった、吉住。ぼる塾やゆりやんレトリィバァなどの人気芸人を破り、“一番面白い女性芸人”の称号を得た今、そもそもなぜ芸人になったのか、過去を振り返ってもらった。(前中後編の中編)

【前編はこちら】「THE W」優勝・吉住が明かす急増したバラエティ番組での苦悩「食レポへの苦手意識が…」

【写真】ピン芸人としてブレイク中の吉住

──そもそも、お笑いの道に進んだきっかけを教えてください。


吉住 ずっとお笑いに興味があったわけではなかったんですよ。塾に行って受験勉強して、中学高校はテニス部に入って、キャプテンをやったこともありました。普通の人生でしたね。ただ、高校がけっこう、学区内ではまあまあ偏差値の高いところで、私はそこでちょっと落ちこぼれたんです。全然勉強してないのにテストで100点を取るエリートが周りにたくさんいるような世界で、「ムリムリ、脳の作りが違う」って感じでした。

いい大学に入っていいところに就職して、というモチベーションだけで私はがむしゃらに勉強できなかった。自分はこっち(勉強)の道では勝てないから、別の好きなもの、頑張れることで生きていった方がいいんじゃないかなって思って。

──挫折して、残ったのがお笑いの道だった?

吉住 その頃、没頭しているような趣味もなく、一番興味があったのがコントだったという感じですね。

──お笑い全般ではなく、コントというのも珍しいですね。

吉住 兄がお笑い番組が好きだった影響で見るようにはなっていたんですが、私は漫才のテンポについていけなかったんです。でも、ある時に東京03さんが出ていて、初めて「こんなに面白いんだ! これはコントっていうのか」って思ったんです。高2か、高3のときでしたね。それで、両親に高校卒業の時点で「お笑いの養成所に行きたいんだよね」という話をしまして。


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