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UPDATE|2021/04/03

世界的コスプレイヤー・五木あきら 私服インタビュー「変えるに変えられなくなった」名前の由来

五木あきら 撮影/松山勇樹



――中学生にとっては未知の世界ですよね。

五木 それからコスプレをやりつつ、イベントに行きつつ、写真を頼まれたら「どうぞ」みたいな感じのことをしばらく続けていました。あと「コスプレイヤーズアーカイブ」というサイトがあって、そこに登録をして地道にコスプレオタク活動をしていたら、カメラマンさんから「撮影に行きませんか」というお誘いをいただきました。安心できそうな人だったので、撮影に行くようになって、いろんなイベントに一緒に行くうちに、今度は「コミケには行かないの?」と聞かれて。当時はコミケの存在も知らなかったんですよ。それでコミケに行ってみたら、そこでバズって五木あきらが有名になったんです。それが中3の出来事です。

――中学時代にめまぐるしく変化があったんですね。

五木 アクティブでしたね。人見知りなのに、毎週のように合わせ系のイベントに行ってましたし、好きな作品を好きな人同士で語り合うのが好き過ぎて、その気持ちだけで行動していました。

――先ほどお話に出た仲間以外に、同世代のコスプレイヤーはいたんですか?

五木 今でもそうですけど、中学生のコスプレイヤーはなかなかいないです。お金がかかる趣味ですしね。

――最初に買った六道骸の衣装は5万円したと仰っていましたけど、衣装はどうしていたんですか?

五木 六道骸の衣装は公式ライセンスを取っている商品だったんです。だから高いんですけど、そうじゃない通販で売っている衣装は1着1万円ぐらいなので手の届く範囲でした。あと(涼宮)ハルヒのコスプレ衣装とかは、いろんなメーカーから出ていたので3千円ぐらいで買えたんです。ほかにもコスプレの通販サイトでフリマがあったので、古着で安く手に入れたりしてやりくりしていました。高校からは本格的にコスプレをしたかったので、ダイエット目的でバトミントン部に所属だけはして、バイトや撮影会などでいただいたお金で衣装を買っていました。

AUTHOR

猪口 貴裕


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