2019年のコミックマーケットで『君の名は。』と『天気の子』のコスプレを披露し、注目を浴びた双子コスプレイヤーの雪野なな・るな。今回、そんな姉妹に双子ならではのコスプレ秘話を教えてもらった。
(前後編の後編)
【写真】一卵性の双子コスプレイヤー・雪野なな&るな、私服ショット――さて、双子のコスプレイヤーということで作業にも役割分担があるそうですね?るな はい、衣装の首から下の部分はだいたい私が作っていて、ウィッグはななが作っています。私、ウィッグが全然作れなくて。人の髪なんて切ったことないし、コスプレのウィッグなんてさらに異次元だからもう意味が分からない(笑)。
なな 逆に私は縫物や小物作りが全然できないです。だから1体のコスプレを作るには2人でやらないと完成しないんですよね。
るな そこは私たちのデメリットですけど、得意なことだけやれるという意味ではメリットでもあると思います。
――他に、双子ならではのメリットはありますか?なな 遠慮なくずけずけ言えることかな。例えば衣装を着て「どう?」って聞かれたとき、「いまいち!」とか「全然似合ってない!」とか「ここが変!」とか平気で言える(笑)。
るな コスプレってみんな好きでやっていることだから、他のコスプレイヤーさんにそんなこと絶対言えないじゃないですか。でも私たちはそれを言い合えるので。
――本音で意見を言い合えるのは、クオリティの向上にもつながりますよね。なな そうですね。そもそも双子で好みも似ていて、やりたいことも互いに察することができるから、「それをやりたいのなら、ここはこうしたほうがいいんじゃない?」って伝えられるのはメリットだと思います。