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UPDATE|2021/03/23

SKE48江籠裕奈、涙のソロライブ翌日に本人を直撃「悩んでいる子が、私のライブを観て何か感じてくれたら」

3月13日(日)名古屋のライブハウス・ボトムラインで行われたソロコンサート (C)2021 Zest,Inc.


――それにしても、江籠さんが素晴らしいのは踊りです。どのように練習しているんですか?

江籠 私はイメージトレーニングを重視するタイプなんです。鏡の前で何時間も踊るのではなくて。もちろんレッスンはしますけど、曲を聴きながら、「この曲のこの部分ではこうしよう」って常に考えています。引き出しをたくさん作っておきたいので、いろんな動画を観ています。

――江籠さんの踊り方は、必ずしもSKE48っぽくなくて、アイドルダンスのハイブリッドですよね。最近こそ「SKE48は激しくあれ」という考えは薄れてきましたけど、以前は苦労したんじゃないかと思います。

江籠 昔は悩んでいました。「激しく、元気よく」がSKE48ですから。以前はそれを強く求められていました。がむしゃらに踊る人こそ正しい、みたいな。私もそう考えていたけど、それができず、何度も怒られてきました。でも、徐々に……ですね。激しく踊れないなら丁寧に踊ろうとか、人とは違った小技を身につけようとか、少しずつ工夫してきました。心に余裕が生まれてくると、ダンスって自然とダイナミックになってくるので、それがよかったのかな。SKE48らしいダンスが嫌いというわけじゃないけど、個々が輝けるようになるのも楽しいことですよね。

――ソロライブが開催されたことで、今後のさらなるソロ活動が期待されます。ライブ以外にやりたいことはありますか?

江籠 こんなことになるなんて想像していなかったので、正直頭が追いついていません。でも、思うのはアイドルとして悩んでいる子が、私のライブを観て、何か感じてくれたらいいなということです。私は今年10年目ですけど、自分の力で、自分なりの道のりを歩いてきて、やっと迎えられたソロライブでした。自分の生きがいのためのソロライブではあったけど、後輩たちに夢を見せてあげたいなとも思っていました。むしろ、そのほうが大きかったかもしれません。今でも後輩のことは気にかけているし、研究生公演の選曲をしたりもしているけど、例えばるーちゃん(井上瑠夏)は会場へ観に来てくれて、泣きながら感想を伝えてくれました。何か感じるところがあったと思うんです。るーちゃんはアイドルとしてポテンシャルが高いのに、選抜に入ったとしてもなかなか目立つというところまでいかない。相談に乗ったこともあります。そんな姿を近くで見てきたから、私の姿が勇気になってくれたら嬉しいなと思っていました。

――今年の秋には10年という区切りを迎えます。

江籠 何かできたらいいですね。ソロライブを続けていくのが当面の目標ですけど、ファンの方が喜んでくださる企画をどんどんやっていきたいです!

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AUTHOR

犬飼 華


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