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UPDATE|2021/03/28

『ももあん』で話題の女優・奥仲麻琴が振り返るアイドル時代「いまだってPASSPO☆に感謝している」

奥仲麻琴 撮影/松山勇樹



──言いにくいですけど、PASSPO☆でのキャラクター的にそこまで将来を考えていたように見えなかったです。

奥仲 ボーッとしてましたからね(笑)。自分の感情を外に出すことが苦手なんですよ。でも、18歳からの5年間は心がメラメラしていた時期で、「歯がゆい状況から脱出しなきゃ!」という気持ちが強くて。

──PASSPO☆内のキャラクター問題はありましたか? 歌が上手い子、ダンスができる子がいるなかで、奥仲さんは正統派というか"かわいい"を担っていましたが、そこにコンプレックスもあったのかなと。

奥仲 コンプレックスだらけでした。「私に何ができているんだろう」「私って必要なのかな」とずっと悩んでいたんです。絞り出した結論が、個人のお仕事をしてPASSPO☆の名前を知ってもらうことしかないと思ったんです。

──グループに貢献したい気持ちも強かったんですね。

奥仲 自分を育ててくれたグループなので、どんな形でもいいから貢献したかったんです。いまだってPASSPO☆に感謝しながらお仕事を続けてます。何年経ってもグループのことを聞いてくださる方がいるのってすごいことだと思うんですよ。

──あの頃のアイドルシーンは観ていて楽しかったです。

奥仲 いただいた可能性を活かすのは自分たちしだいと思っていました。「自分たちしだい」でもう一段階上がることはできたと思うけど、どこか他人任せだったり、「どうにかなる」という考えがあったのかなって。活動は本当に楽しかったけど、大人になって振り返ると、「もっといけたんじゃないか」という歯がゆさもありますね。うん。本当にある(笑)。


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