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UPDATE|2021/04/01

『ゴッドタン』でマヂラブ野田クリスタルも絶賛・小椋梨央が振り返る「人生一番の修羅場」だったドッキリの裏側

小椋梨央 撮影/coto



──番宣の撮影ではディレクターからダメ出しを受け野田さんが全責任を小椋さんに押し付けてきましたが、小椋さんは毅然とした態度を取っていました。あのときの心境は?

小椋 まさか私の責任になるとは思わなくて、一瞬頭が真っ白になりました。ただ、現場の雰囲気が凍り付いている中、ここで私がシュンとするのも良くないと思ったのであえて言い返しました(笑)。でも、それが繰り返されるうちに「これはもしかして、場を和ませるためにわざとふざけて言っているのかな?」と思ったんですよ。なので「だったら私も」とそこに乗ってみたんです。

──これが野田さんなりの笑いの取り方なのかな、と?

小椋 はい。責任を押し付けるというネタ振りなのかもと思ったら、「私も応えなきゃ!」と(笑)。

──なるほど、それを繰り返すことで自然と連帯感も生まれていったんですね。

小椋 そうなんです、お互い「良いものを作ろう」って雰囲気になって。あと、「早く終わらせなきゃ」という思いもあったんです。「この後本番の収録もあるのに、番宣でこんなに時間を掛けていてはいけない!」と思って、もう焦りに焦っていました。

──そんな中、野田さんから「アドリブでどんどんツッコんで」と言われ小椋さんが「はい」と即答した場面には驚きました。

小椋 あの状況では「はい」と言うしか選択肢がなかったので(笑)。「できません」と言うわけにもいきませんし、なんとか面白くしなきゃいけないという一心でした。

──しかもその状況で小椋さんが実際にアドリブで絶妙なツッコミを入れて、番組は大盛り上がり!

小椋 私、実はお笑いのことはあまり詳しくないんです。なのでツッコミのセオリーみたいなものも分からなくて。でも私が想像できる範囲での100%のツッコミをしようとは思っていました。

──お笑いをたくさん見てきたとか、ツッコミが得意とか、そういうわけではないんですね?

小椋 はい。だからこそツッコミでこんなに多くの反響をいただけるとは思っていなくて! それが本当にびっくりです。

AUTHOR

左藤 豊


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