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UPDATE|2021/04/15

意外な高評価に深まるゴースト疑惑…作詞家・クロちゃんを直撃「本当に自分で書いてます?」

ゴースト疑惑を晴らすべく、書き溜めた作詞ノートと写真を撮るクロちゃんだが…

炎上芸人として世間をヒートさせ続ける安田大サーカス・クロちゃんだが、意外な作詞の才能に注目が集まっている。『水曜日のダウンタウン』(TBS)で「豆柴の大群」に提供した曲の詞をスタジオにいたヒャダイン(前山田健一)や川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End)が絶賛するのを目にした人も多いことだろう。

だが、評価が高まれば高まるほど、深まる「疑惑」がある。それはズバリ、ゴーストライターがいて本人は書いていないのではないかという疑惑である。今回、その疑惑をストレートに本人にぶつけてみると、「作詞版の佐村河内守なんて聞いたことないしん!」と一笑に付し、饒舌に語り始めた……。

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【写真】本邦初公開、独創的な歌詞が並ぶクロちゃんの作詞ノートの中身

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「基本的に歌詞を作るときは曲先なんです。まず音源を渡されるじゃないですか。そこには楽器で弾いたメロディのガイドじゃなくて、仮歌が乗っているケースもあるんですね。だから僕は音源も2~3回くらいしか聴かないんですよ。その仮歌の歌詞に引っ張られたくないので」

 また、ヒャダインや川谷絵音といった現役ミュージシャンから絶賛の声が絶えないことに関しては「いや~、本当にありがたいことです」とまんざらでもない様子だ。

「箔がつきましたよね。いまだに作詞家としての僕を批判するということは、ヒャダインさんや川谷さんにダメ出ししているのと同じですから。逆に僕の歌詞に難癖をつけている人に聞いてみたいですよ。『あなたたちはヒャダインさんや川谷さんよりも音楽的な才能を持っているんでしょうか?』って(笑)」

 挑発的な憎まれ口を叩くのはいつものことだが、一方で「作詞のセンスを褒めていただけることはすごくありがたいんですけど、僕は天才なんかでは決してないですよ」と謙虚な姿勢も崩さない。作詞家としては駆け出しで、学ぶことだらけだと主張するのだ。

「1曲の歌詞を作るために、大体200個くらいフレーズを組み立てていますからね。その中で選んだ20~30個くらいだけをみなさんが耳にしているので『意外にやるじゃん』という話になっているのかもだけど、実際はもがき苦しみながらひねり出しているような部分もありますし。歌詞を書き溜めているノートはすでに4冊くらいになりますけど、それとは別に携帯のメモにも書いていますから。自分でもどれくらい書いたのかわからないです」

 発注を受ける際、豆柴の大群の所属事務所・WACK側からの要望は一切ないという。テーマも含めて、すべてお任せの状態。「今回は堕天使についての曲にしようと思います」「失恋の歌です」などクロちゃんがプロデューサー・渡辺淳之介氏に曲想を説明する流れだ。
AUTHOR

小野田 衛


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