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UPDATE|2021/04/15

意外な高評価に深まるゴースト疑惑…作詞家・クロちゃんを直撃「本当に自分で書いてます?」

ゴースト疑惑を晴らすべく、書き溜めた作詞ノートと写真を撮るクロちゃんだが…


 逆に譜割りや韻の踏み方などの音楽的な面に関しては、クロちゃんがWACK側に相談することになる。実際、「こういう内容にしたいんだけど、どうしても音にハマらないんです」などクロちゃんから渡辺氏に相談するケースはかなり多いという。

「歌詞って『誰に向けて書くのか?』を意識することが大事だと思うんですよ。僕の場合は豆柴のメンバー5人、そしてファン、最後に僕自身……そこに対するメッセージになっています。≪スキップしながら唾かけて≫(豆柴の大群『りスタート』)というフレーズにしたって、あれは僕が歌詞に実人生を乗せているからこそ思いつくものでね。≪無駄じゃないよ 経験したすべて≫という『りスタート』のメッセージは、豆柴の大群5人に向けたメッセージであると同時に、自分が44年間の人生で辿り着いた結論でもあるんです」

 衝撃的な『りスタート』での作詞家デビューから『ろけっとすたーと』で評価をさらに強固なものとしたクロちゃんだったが、3作目の『ドンクサハッピー』で転機が訪れる。2ndシングル『ろけっとすたーと』はWACK側が用意した『大丈夫サンライズ』と直接対決することになり、結果的にクロちゃんが勝利を収めたものの、メンバーたちは『大丈夫サンライズ』を支持。嫉妬深いクロちゃんの感情に火がついた。

「正直、かなりムカつきましたね。『せっかく俺が作詞家として世間で評価され始めているのに、肝心のお前らが気づかないでどうする!』という、やり場のない怒りです。『だったら俺だってカッコいい系の曲を作ってやるよ!』という怨念のパワーが『ドンクサハッピー』の原動力になったんですね。まぁ、それも含めて全部の歌詞が僕の実人生ですよ」

 果たして作詞家としてのクロちゃんは今後どこに向かうのか? 現在の活躍ぶりを見るに、豆柴の大群以外の楽曲を手掛けることになっても不思議ではないだろう。実際、本人も「作詞家として、もっと大きなステージを目指していきたい」と目を輝かせながら夢を語る。

「一部報道によると、どうやら東京オリンピックの開会式と閉会式が演出面で揉めているそうじゃないですか。様々な事情があるはずだから本当に大変でしょうけど、だったらクロちゃんを利用してほしいなと思っています。僕、東京五輪のテーマソングを書きたいんですよ。国歌レベルの歌詞を作るから、それで盛大に開会式をやってほしい。日本国民全員が……いや、世界中のみんなが僕の歌詞を歌う場面を想像すると興奮してきますね。自分の可能性にワクワクして、夜、眠れなくなるほどです」

【あわせて読む】作詞家・クロちゃんの天才性 「パンティーライン」に込められた真の意味
AUTHOR

小野田 衛


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