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UPDATE|2021/04/30

武藤彩未、バースデーライブに「幸せを噛み締めてました!」。無観客配信で届けた“歌への想い”



MCの後、「大切な仲間を想って歌わせていただきたいと思います」と始まった楽曲は『FRIENDS』。武藤がさくら学院に在席していた頃の懐かしいナンバーは、同グループにとって今も色褪せない代表曲。ライバルでもあり親友でもあった仲間たちと刺激しあいながら成長できたからこそ、今の武藤があるのだろう。武藤の目には、ネット越しにさくら色のフラッグを振る昔からのファンの姿が映っただろうか? 続く『センチメンタルスカイ』は、あれから10年が経過し少し大人になった武藤から、大切な仲間たちへ贈るアンサーソングなのかもしれない。

ライブはここから後半戦。「6曲ノンストップで」と宣言した武藤が紹介した楽曲は『oshan』。「一緒に手拍子してください!」と、“ネットの向こう”のファンたちに呼びかける。『会いたいが言えない』では、好きな相手に思いを伝えられない女の子の歯がゆい気持ちを軽快に表現し、武藤自身「ライブでみんなと楽しみたい」と語っていた『ワケナイ』ではキュートな振付も披露してくれた。

「みなさんタオル準備できてますか?」武藤のかけ声で始まったのは、『RUN RUN RUN』。武藤自身も終始笑顔でタオルを振り回す、ライブには欠かせない楽曲だ。有観客なら客席に“タオルの波”が揺れ動いていたことだろう。ステージ狭しと動き回り、ファンを煽る武藤を見ていると、来年こそはファンと一体になってタオルを振る姿を見たいと思わずにはいられない。

続く『A.Y.M.』も、武藤にとってもファンにとっても大切な楽曲。大人っぽい雰囲気の楽曲を、かつての武藤は少し背伸びしながら歌っていたが、今では“等身大”に表現し切っている。こんなところにも彼女の成長を実感できるポイントがある。続く「ベティ」も、女の子から女性への成長をテーマとした楽曲。後半部分では武藤自身がドラムを演奏しながら歌うというチャレンジを魅せてくれた。ファンたちもそれぞれ、大いに沸いたに違いない。

「緊張した〜!」と語った武藤だが、演奏中にイヤモニにアクシデントがあったようで、「もう一回やりたい」と悔しそうにおどけてみせた。しかしながら、バンドの一員として演奏しながら歌うという楽しさも実感できたようで、「続けていきたい」と今後もドラムへチャレンジする意欲も語ってくれた。

AUTHOR

竹崎 清彦


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