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UPDATE|2021/05/13

アイドル界随一の読書家・HKT48田島芽瑠が語るいい本との出会い方「空港の本屋さんは品揃えが違う」

田島芽瑠



ーー今、ネットで本を購入する人が圧倒的に多いと思います。

田島 私は本との「出会い」が大事だと思うので、基本的に本屋さんに行きます。パッと見て面白そうだな、と思った本を手にとって、最初の1ページを読む。そこで「あっ、続きが読みたいな」と感じたら、それはもう「出会い」ですよね。どんなに大好きな作家さんの新刊でも必ずそうやって本屋さんで確認してから買います。

本って人間と一緒で「合う、合わない」があるんですよ。大好きな作家さんでも「これはちょっと合わないかも」という作品があるし、まったく知らない作家さんでも「これは!」という出会いもある。活字が苦手、本が嫌い、という方はこれまでにいい出会いをしてこなかっただけだと思います。

ーーそういう考え方をすると、確かに本屋さんに行く楽しみは無限大に広がりますね。

田島 よく「どんなジャンルの本が好きですか?」って聞かれるんですけど、それが1番困っちゃう質問なんですよ(苦笑)。私は作風、ジャンル問わず「本」が好きなので。私、本って「切符」だと思うんですね。

いろんな世界、それこそ私が生まれるずっと前の世界にも本を読めば「入場」できる。そして、本を開けば現実を忘れることもできる。文字しかないので、自分の頭の中で世界観を作りあげることができるじゃないですか? これって本でしかできないことなので、自分の世界に没頭しちゃいますね。

ーーそうやって読書をしてきたこと、そして今も読み続けていることは、アイドルをやっていく上でプラスになっていますか?

田島 なっています! 想像力、発想力、考える力。これはすべて本からもらってます。ステージに立つときでも、歌詞の意味を想像することに役立つんですよ。私、読書感想文を書くことも好きだったので、起承転結のつけかたとかも学べたかなって思います。自分で考えて、それを人に伝えることを学べるので、アイドルというか、何かを表現する人は絶対に本を読んで損はないです!

ーーそこまでいったら、いつかは自分で小説とかも書きたいのでは?

田島 書きたいですけど、いざ、自分で書くとなると難しいんですよね(苦笑)。何度か試みましたけど、最後まで書きあげたことは一度もないです。いつかはその夢も叶えたいですね。

田島芽瑠
Twitter @meru_chan_07

HKT48最新シングル『君とどこかへ行きたい』が絶賛発売中。
AUTHOR

小島 和宏


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