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UPDATE|2021/05/16

井上咲楽が河野太郎大臣に直撃「新型コロナウイルスのワクチンはいつ若者世代に?」

左から井上咲楽、河野太郎 撮影/荻原大志

『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、今回は新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣を務める河野太郎議員が登場。昆虫食の話題や、本誌掲載に先駆けて今一番気になるワクチンについて直撃した。(前後編の前編)

【写真】初めて会う河野議員に緊張が隠せない井上咲楽&執務室の様子

河野 ごめんね、この部屋臭うでしょう。おやつにドリアン、食っちゃったもんで(笑)。

井上 いえいえ! ドリアン、お好きなんですか?

河野 うん、大好きなの。シンガポールに2年、駐在で住んでいて、その頃は夕飯がわりに食べていたんです。その話が広まったのか、外務大臣のときはいろんな国の大使館からドリアンが届いてね。ある日、外務省の大臣室でドリアンを食っていたら「ガス漏れです!」と騒ぎになって、警備の人が大臣室のドアを開け、「あ、ここだ……」となったことも(笑)。

井上 私は食べたことがないんですけど、廊下の時点で臭いが漂っていて何だろうと思っていました(笑)。でも私も今日、河野さんにドリアンと同じくらい栄養があるおみやげを持ってきました! コオロギです。

河野 すごい! これは揚げてあるの?

井上 フリーズドライ製法の昆虫で、コオロギが3種類入っています。私、昆虫食に興味があって、いろいろ食べては勧めているんですよ。

河野 やった、これ政務官にも勧めよう(笑)。僕は外務大臣だったとき、ラオスに行って向こうの外務大臣と会食したんだけど、そこで緑色のスープが出てきてね。白いふわふわっとしたものが浮いていて、何だろう? と思いながらも口に入れたらおいしくて。のちのちラオスの外務大臣がアリのタマゴだって教えてくれたんですよ。

井上 さすが、昆虫食が文化なラオスですね! どんな味なんですか?

河野 フルーツを食べるアリのタマゴで、ほんのり甘かった。ほかにも竹の中に住んでいる尺取虫を油で揚げた料理も出てきたな。尺取虫がピーンっと体を伸ばしきっている状態で、目があって、小さな足が何十本もダーッとついていて、なかなかの見た目でね……。でも、「これはラオスの名物だ!」と勧められたので食ってみたら、カリカリに揚げてられて、塩味でおいしい。酒を飲む日本人なら、「これ、ビールに合いそう」と思うような感じだったな。

井上 いいですね~、おいしそう。

河野 なので逆にラオスの外務大臣がこっちに来たときは、お弁当にイナゴの佃煮と蜂の子かなんかを入れて出しました。蓋を開けてから爆笑していたね。

井上 昆虫食外交(笑)! 素敵ですね。コロナが収まったら、ラオスに行くのが私の夢の1つでもあるんです。そこで、さっそくワクチンのことをうかがっていきたいんですが……。

河野 はい。どうぞ、何でも聞いてください。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/荻原大志


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