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UPDATE|2021/05/16

井上咲楽が河野太郎大臣に直撃「新型コロナウイルスのワクチンはいつ若者世代に?」

左から井上咲楽、河野太郎 撮影/荻原大志



河野 どんなワクチンにも副反応はあります。むしろ副反応がないワクチンはたぶん効かないんだと思うんですよ。コロナのワクチンはインフルエンザのワクチンよりも副反応がきついです。ワクチンが働き始めると、8割から9割の人に注射した部分が赤くなったり、腫れてきたり、痛みが出て肩が上がりにくくなったり、といった副反応が出ます。ですから、外科のお医者さんは手術の前の日には打ちません。腕に違和感があると困るから。また、1回目の接種の後、1%くらいの人が翌日に38℃の熱を出しています。ただ、患部の違和感も熱も1日、2日で収まります。

井上 そうなんですね。

河野 ただ、2回目の接種後の方が副反応の出る確率が高く10%のくらいの人が38℃の熱を出します。出でも、それも1日、2日で下がりますし、腕の痛みもなくなります。また、腕の痛みが強ければ痛み止めを飲んでもいいし、熱が高くてだるいなら解熱剤を飲んでもいい。副反応でだるいねってこともあると思います。でも、それはワクチンが働いているからです。

井上 副反応よりもコロナが怖いですもんね。

河野 このワクチンはコロナにかかっても症状が出ない、重症化しない、発症予防の効果が非常に高いんです。有効性は95%。インフルエンザのワクチンの有効率は50%程度なので、かなり効くワクチンです。だから、副反応は出るけど、承知した上で打ってくださいね、と。熱が出たり、腕が痛くなったりすることもありますけど、それは1日、2日でなくなります。コロナの症状が出ない方が個人としての利益も大きいですから打ってください、とお願いしています。

>>後編につづく

(文/佐口賢作)

▽井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。A型。『アッコにおまかせ!』(TBS)、『おはスタ』(テレビ東京)、『めざまし8』(フジテレビ)などに出演中。2020年末の番組でトレードマークの眉毛をカットし大きな話題を呼んだ。
Twitter:@bling2sakura

▽河野太郎(こうの・たろう)
1963年1月10日生まれ、神奈川県出身。自由民主党所属衆議院議員。米ジョージタウン大学卒業後、1996年に初当選以来8期当選。外務大臣や防衛大臣などを経て、2020年から規制改革・行政改革、国家公務員制度、新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣。
Twitter:@konotarogomame
CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/荻原大志


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