――卒業後はゼスト(SKE48の所属事務所)の社員として働くことになります。竹内 卒業の相談を会社の方としていた時に、私は「一般の女の子になりたいです。でも、次の道が見つかってから卒業したいです」と話していました。まさかゼストから声がかかるとは思っていませんでした。でも、よく考えたら理想ですよね。会社の人たちは私のことをよく知っているし、私も会社のために何かをしたいと思える。そんな環境の会社って、世界にゼストしかありませんから。
――声がかかる前はどんな道を模索していましたか?竹内 大好きな本やマンガをお仕事につなげてみたかったです。
――出版でしたか。ということは、名古屋を離れることも視野に入れていた?竹内 はい。呼んでいただけるのであれば、東京へ行く覚悟でした。
――ゼストに入社してから力を入れたいことは?竹内 いろいろ経験したいけど、一番はメンバーのメンタルケアです。アイドルを経験したからこそ理解できることがあると思います。メンバーもスタッフの方になかなか相談しづらい場合もあると思うので。私はアイドルを嫌いになって、辞めてほしくないんです。「もっとそばにいればよかった……」という気持ちでその子を見送りたくありません。私みたいに、アイドルが好きなままで卒業してほしいですね。
――ということは、名古屋にいないとその仕事はできませんね。竹内 はい。名古屋勤務ということは決まっています。
――それ以外にやりたいことは?竹内 もっともっと流行を取り入れたいです。私たちの年代だからこそ見つけられるものもあると思うんです。今後は、メンバーだった頃よりいろいろ提案していけるといいですね。
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