5月末でSKE48を卒業することを発表した竹内彩姫。卒業後は「一般の女の子になりたい」という彼女が選んだ就職先は、SKE48の所属事務所であるゼストだった。「会社のために何かしたいと思えるのはここしかない」「アイドルを経験したからこそできることがある」そう語る彼女にアイドル半生を振り返ってもらいつつ、6月から始まる社会人生活についても語ってもらった。(前・中・後編の後編)
【写真】卒業後は所属事務所に就職、竹内彩姫、卒業公演の模様【7点】――SKE48の現状をどう捉えていますか?竹内 (松井)珠理奈さんとちゅり(高柳明音)さんが卒業されて、変わろうとしているタイミングかなって思います。今年はツアーも発表されましたし、そこで新しいSKE48をどう見せていけるか、私も楽しみです。
――「新しいSKE48」ってどんなものになりそうですか?竹内 まず選抜メンバーが変わりますよね。そして、SNSをどう展開させていくか。どんどん変わっていけばいいと思います。
――新しい評価軸があってもいいですよね。フォロワーの総数で立ち位置を決めるとか。竹内 あっ、それいいかも(笑)。ファンの方以外に見つかりそうなメンバーをもっと押し出す場面があってもいいのかなと。
――見つかってほしい人はいますか?竹内 カミングフレーバー(※SKE48の若手メンバーで構成された次世代ユニット)はもっと見つかってほしいです。対バンライブもしているし、6月にはミニアルバムも出しますから。あとは、るーちゃん(井上瑠夏)かな。今まではグループの中で大事に育てられてきた印象がありますけど、これからは挑戦が必要になってくると思います。
――後輩を見ていて感じることは?竹内 ファンの方と一緒に何かを目指す機会が減ってしまったというのはありますね。以前は、研究生が正規チームの公演にアンダー
(代役)として出て、先輩のファンに知ってもらって、昇格後もファンを掴む
――という流れがあったんですけど、今はそのアンダーで出る機会が少ないんです。
――現在は8人公演ですからね。竹内 そうです。だから、考えて行動しないと見つけてもらえない時代になりました。でも、挫けることなく、心は燃えたままでいてほしいです。目標もないままただアイドルをやるだけなら、普通に就職したほうがいいと思います。みんな夢があるからここにいるんです。もし諦めかけている子がいるなら、「入った頃に何を目指していたのかを思い出してごらん?」と言いたいです。
――そろそろお時間です。では、アイドルとして最後の質問です……。竹内 はい……(ゴクリ)。
――好きな男性のタイプは?竹内 なんでそれが最後なんですか(笑)。好きなタイプは、頭がいい人、毎日笑っている人、あとは一途な人がいいです。だって、ファンの方って好きなアイドルのために北海道にも沖縄にも来てくださるんですよ? こんなに愛されることってこの先あるのかなって思うんです。ファンの方の愛ってすごいですから。ファンの方が恋愛のハードルを上げましたね(笑)。
――それでは、8年半お疲れさまでした!竹内 こちらこそありがとうございました!
【前編】竹内彩姫が振り返る「アイドル人生がガラッと変わった瞬間」はこちらから【中編】竹内彩姫が語る将来「アイドルを経験したからこそできることがある」こちらから