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UPDATE|2014/11/28

モーニング娘。道重さゆみという壮大な物語の終わりと、新たなモーニング娘。の始まり

2014年11月26日。この日は本当に忘れられない日になった。この日、道重さゆみがモーニング娘。を卒業した。彼女らしく、愛のこもった素敵な卒業公演となった。

この日初めてライブで披露された、道重へ後輩から贈る歌『見返り美人』。12期はダンスで参加した。

 9・10・11期もこのツアー中、そして今回の横浜アリーナ公演の中でも、大きく成長した姿を見せてくれた。いつも飄々とパフォーマンスする小田さくらは、道重を想い、静かに泣いていた。涙を流しながらも、あの力強く美しい歌声をしっかり届けてくれた。

「道重さんが好きな自分に」と、このツアー期間中髪を伸ばしていた工藤遥。ナルシストキャラでやっていくのかは分からないけど、自分のかわいさには自信を持って、ビジュアル担当として頑張ってほしい。

 涙を流す小田の肩を強く抱いていた佐藤優樹。泣かないと決めたまーちゃんは、涙をこらえながら大好きなみにしげさんへの想いをしっかり話していた。

 とにかく楽しそうにパフォーマンスしていた石田亜佑美。メンバーを愛しそうに見守りながら、一瞬一瞬を噛み締めているようだった。

 サブリーダーとして道重を支えてきた飯窪春菜。何かで道重さんに勝てるように、と話していたけれど、その人一倍の優しさと気遣いは誰にも真似できないと思う。

 涙を流しても、前を向くときにはいつもの笑顔を見せた鈴木香音。彼女の強さは、アイドルとして道重の意思を引き継いでいるように見えた。

 凛々しくグループを引っぱった鞘師里保。「大好きです」と素直な気持ちを話し、抱きついた手のひらで道重の衣装をぎゅっと掴む、その素直な鞘師も大切にしてほしい。

 サブリーダーとしての活躍が期待される生田衣梨奈。底抜けの明るさと自信に、道重を含め、彼女の存在にほっとした人も多いはずだ。

 すでにリーダーとしての自覚がはっきりと見えた譜久村聖。道重とのユニット曲『好きだな君が』を隣で歌うため、負傷した道重のもとへ走る姿はとてもかっこよかった。道重さゆみが育てた後輩たちは、いつの間にか頼もしく成長していた。

常に堂々としたパフォーマンスを見せてくれた道重さゆみ。史上最強にかわいかった。

 コンサート終盤で、彼女はモーニング娘。道重さゆみからの最後のメッセージがあった。これまでのコンサートで卒業するメンバーは、手紙を書きそれを読むことが多かったが、道重は会場にいるファンを見て、噛み締めるように話してくれた。

「見つけてくれて、出会ってくれてありがとう」と話していたけれど、それは彼女がモーニング娘。になってくれたから。そして約12年、楽しいことやつらいことをたくさん経験して、ずっとモーニング娘。を続けてくれたから。「さゆみのファンの人たちが、他の誰でもない、みんなでよかった。変な人たち、サンキュー」。こんなに彼女らしくて、ファンにとって嬉しい言葉はない。

  みんなのおかげ、と彼女は言うけれど、彼女がいての存在に救われた人や彼女に憧れる人はたくさんいる。ファンとアイドルの関係はとても不思議で、家族でも友だちでも恋人でもないけれど、この道重さゆみとそのファンのあいだにある強い互いへの信頼は、彼女の人柄あってこそ。そして「道重一筋」を掲げ、ついてきたファンがいたからだ。アイドルとして常にかわいくいてくれた、モーニング娘。で居続けてくれた、そしてモーニング娘。を新たな高みへ連れて行ってくれた。もっともっと彼女への感謝や愛を伝えたいのに、彼女はそれよりもずっと大きな愛をくれる人だった。

 今回のライブは、3時間ほどだったけれど、道重さゆみのモーニング娘。としての人生が詰め込まれたような濃さがあった。同期の田中れいなの登場で6期MCのようなくだけたトークを聞くことができたり、とうとう鞘師にキスをして、大勢の中での公開キスはとっても気持ちいいです! と話したり、思わぬアクシデントで悔しい表情を見せたり。どれも彼女らしいなと思った。足をつったことは彼女自身、きっと悔しい想いがあるだろうけれど、そこで12年で培ったステージに立つプロとしての根性、アイドルとしての意地がしっかりと見せてくれた。そしてそれを見て、後輩たちも懸命にフォローし、本当に素晴らしいライブになっていた。正直、素晴らしいって言葉だけでは言い尽くせないけれど、すごいライブを見たと。

 すべての曲を終え、道重が去ったあと、エンディングとして映像が流れた。そこで最後に映ったのは道重さゆみがモーニング娘。として活動した「4329days」の文字。彼女の歩いてきたモーニング娘。としての時間に、会場からは大きな拍手が送られた。長い長いモーニング娘。道重さゆみの物語は、2014年11月26日で終わりだけれど、彼女自身の物語は始まったばかり。その姿をまた見られる日が来るのかは、わたしたちには分からないけれど、ただただ彼女が幸せであるように願いたいと思います。

 そして、彼女が言っていたように、新しいモーニング娘。にはこういった卒業公演ではなく、普通のコンサートで横浜アリーナに戻ってきてほしい。そしてもっと大きな会場へ連れて行ってほしいし、それが出来るように応援し続けたい。そのときには彼女たちの先輩であり、モーニング娘。のファンである道重さゆみがそばで見守っているはず。たくさんの愛を受け、頼もしく育ったこれからのモーニング娘。たちの活動が待ち遠しい。
 
東海林その子 メジャーどころを中心に、女子アイドルを追いかけています。女の子が変化する一瞬一瞬を見逃したくないです。

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