FOLLOW US

UPDATE|2021/06/16

声優ユニット DIALOGUE+、メンバー全員がガチ泣きした忘れられないグループの分岐点

DIALOGUE+(左から)鷹村彩花、守屋亨香、村上まなつ、緒方佑奈、内山悠里菜、宮原颯希、稗田寧々、飯塚麻結


−−守屋さんは、「ごめん」というセリフを担当されていて。先ほど鷹村さんから、レコーディングした時は『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』のOP主題歌になることは知らされていなかったとありましたが。

守屋 そうなんです。だから自分なりに解釈するしかなくて。昨年配信リリースした『夏の花火と君と青』という恋愛ソングは、実体験が無くても少女マンガ脳で想像することができたんですけど、『おもいでしりとり』は、もうちょっと大人な感じだったので、なかなか想像が付かなくて。その時にできる解釈で読み取って、レコーディングに挑みました。

内山 レコーディングのときはまだ曖昧な部分があったのですが、アニメの放送が始まってその内容を踏まえた上で考えると……。きっとこの女の子は自分の感情に自信が持てなくて、好きという感情が分からない状態になっているのかなと想像をして。今までの思い出を振り返ってしりとりをしていた結果、好きだという気持ちに気づき、不安だけど気持ちを届けるんだと強い気持ちになっていく……みたいな。そう考えると、この1曲の中で女の子の成長が描かれていて、楽曲の深さがより感じられました。

緒方 プロデューサーの田淵さんは、解釈の正解を言わないんです。

村上 それぞれで思ったものが正解だよって。

−−『おもいでしりとり』という曲に掛けて、DIALOGUE+として忘れられない思い出はありますか?

内山 昨年リリースしたミニアルバム『DREAMY-LOGUE』に収録の『好きだよ、好き。』のMVを国際フォーラムで撮影したんですけど、一人ひとりがDIALOGUE+のみんなに対する気持ちを、壇上でスポットライトを浴びながら話すシーンがあって。

緒方 私がガチ泣きしちゃったときね。

内山 そのときは、まだお互いの気持ちの深いところまではまだそれほど知らなかった時期だったのですが、緒方が泣いたのをきっかけに全員ポロポロと泣いてしまって。そこで、みんな個々でDIALOGUE+のことをすごく考えていて、こんなに思っていたんだと改めて知りました。今思えば1つの分岐点として、ユニットの思い出として忘れられない瞬間でした。

飯塚 あれをきっかけに、より仲が深まりました。

宮原 それまで壁があったわけではないけど、まだ少し心に距離があって。でもあのことで、物理的にも精神的にも距離がすごく縮まったよね。

AUTHOR

榑林 史章

CREDIT

撮影/榑林史章


RECOMMENDED おすすめの記事