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UPDATE|2021/06/20

新庄剛志を三振に、芸能界最速女子・椿梨央「野球で男性と渡りあう姿を通して伝えたいこと」

撮影/松山勇樹

「野球女子」とひとくちに言っても、そのジャンルは多岐にわたる。プレーする人、観るのが好きな人、伝える人と、専門性もさまざまだ。そこで今回は、それぞれの分野を代表する「野球女子」たちを緊急招集。第1弾として、プロ野球始球式での「芸能界女子最速」を目指す、“選手兼モデル” 椿梨央さんに話を聞いた(3人連載の1人目/後編)。

【前編】椿梨央が語る「野球漬けの学生時代とストイックすぎるプライベート」はこちらから

【写真】小・中・高、そして現在、ユニフォーム姿の椿梨央

――先日、椿さんはかの新庄剛志さんとも対決されたとか?

椿 フジテレビさんの『ジャンクSPORTS』という番組で、新庄さんチームが野球美女軍団と対決するという企画がありまして。3アウトを取ったら、私たちの勝ち。その間に1点でも取ったら新庄さんたちの勝ち、みたいな感じでやったんです。北海道出身の私からすると、物心がついた頃に第一線で活躍されていた地元ファイターズの大スター。「勝負しなきゃ!」っていうよりは、なんかもうずっとワクワクしながら投げてましたね。

――結果はどうだったんでしょう?

椿 三振を取りました! 私、生まれて初めて持ったグローブが新庄さんモデルで、その後もずっと赤の用具を愛用してたりしたんです。で、ご本人にその話をしたら「僕に勝ったらバットをプレゼントするよ」って言ってくださって。なので、その場でバットもいただいちゃいました。ただ、実は収録の日がYouTubeで107km/hを出した2日後ぐらいだったので、肩とかめっちゃパンパンで。力感なく投げられたのは逆に、痛み止めが効かないぐらいの筋肉痛だったおかげかもしれないですね(笑)。

――ド緊張してもおかしくないシチュエーション。何気にかなり本番に強いタイプでは?

椿 自分でも「私、やっぱり持ってるなぁ」って思いました(笑)。この間も、中京テレビさんの企画で「170km/hのボールを打つ」っていうチャレンジをしたんですけど、練習では1回しかバットに当たらなかったのが、本番ではなぜかぜんぶ打てて。昔から「どこからその自信は沸いてくるの?」ってよく言われてきたポジティブな性格が、いい方向に働いてくれている気がします。男の子たちと一緒にやっていた小・中の頃から、チャンスで打席が回ってきても、「ここで打ったらMVPだな」、「新聞に載れるな」って、その場を楽しめちゃうタイプでしたしね。

――『トクサンTV』や『クニヨシTV』への出演のきっかけも、そんな感じで強気に?

椿 強気に、ではなかったですけど、図々しかったのは間違いですね(笑)。私、最初は存在もまったく知らなかったんですけど、上京して半年ぐらいしたときに友達から「出てみたらいいじゃん」って教えてもらって。で、なんのツテもなかった状況から「YouTube出たいです。一応、日本一にもなったことあります」ってDMをしたんです。トクサンたちの草野球チーム『天晴』の練習を初めて見学させていただいたときも、普通に練習着を着て行きましたからね。観に来たと言いながら、その場で勝手にアップを始めたりしてたんで、絶対「なんだこいつ!?」と思われていたと思います。

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