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UPDATE|2021/06/29

品川ヒロシが語る監督と芸人「売れて天狗になって仕事も無くなって、また頑張る姿が愛おしい」

映画『リスタート』撮影中の品川ヒロシ

お笑いコンビ、品川庄司で活躍する一方、映画監督として『ドロップ』や『漫才ギャング』など話題作を次々と発表してきた、品川ヒロシ。7月9日(金)には、北海道地区先行で最新作『リスタート』が公開する。今回、品川監督に初めて女性を主人公に映画を撮った理由や、芸人・品川祐と監督品川ヒロシ、それぞれ意識の違いについて話を聞いた。(前後編の前編)

【写真】「女優興味ある?」と怪しいDMを、映画『リスタート』主演女優・EMILY

――これまで、品川さんは、男性が主役の作品を撮ることが多かったと思いますが、今回女性が主人公というのは珍しいのでは?

品川 最初に北海道の下川町で映画を撮ってみないかというお話をいただきまして、シナハン(シナリオハンティング)で現場を見させていただく流れでシナリオを書きました。

SDGsの取り組みで、下川町と吉本(興業)とで「下川町に行きたくなる映画が作りたい」という案が出て。僕はアクションや暴力映画が好きだったのですが、下川町に訪れたいと思っていただくためにはアクションは違うな、と。じゃあ歌の映画も好きだったので、女性ボーカリストにとなったのかな。なんとなく、ミュージシャンが東京で傷ついて帰ってきて、下川町の自然で癒されるという話を考えていました。すると、女性ボーカリストいいなあと。

――EMILYさんを起用した理由は?

品川 歌の上手い女優さんはいないかなと、プロデューサーたちに聞いて探していたんです。そのときに、たまたま観た『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)でEMILYを見て、「歌がうまい!」って。喋りも面白い子で、興味を持って『HONEBONE』をYouTubeで探したら、かっこよくて。歌う姿が、表情豊かだったんですね。まるで、歌いながらお芝居している感じでした。それで、Twitterで『HONEBONEかっこいい!』ってつぶやいたら、EMILYが『何でもいいんで仕事ください!』って返してくれたんですよ。

――反応してくれたんですね(笑)。


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