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UPDATE|2021/06/29

品川ヒロシが語る“リスタート”「忘れられない貧乏時代、四畳半・パンツ一枚だった頃」

映画『リスタート』撮影中の品川ヒロシ

お笑いコンビ、品川庄司で活躍する一方、映画監督として『ドロップ』や『漫才ギャング』など話題作を次々と発表してきた、品川ヒロシ。7月9日(金)には、北海道地区先行で最新作『リスタート』が公開する。今回、その撮影秘話と共に、映画作りの原点でもある「食えなかった時代」について話を聞いた。(前後編の後編)

【前編はこちら】品川ヒロシが新作映画制作秘話を語る「テレビでたまたま見た歌手に『女優興味ある?』とDM」

【写真】「歌う姿が、表情豊かだったんです」映画『リスタート』主演女優・EMILY

――新作映画のタイトルは『リスタート』ですが、品川監督自身は、“リスタート”ってあります?

品川 ずーっとです(笑)。もう、毎日がリスタート(笑)。成功した感覚がないし。自分は何でも開き直ってやろうというタイプなんです。でも、いろいろな部分もあるので…今回の映画の登場人物のキャラクターは全部、自分の内面からにじみ出てる部分があるかもしれませんね。さっき取材を受けながら思い出したんですけど、自分がお金がなかった時代、四畳半のきったない部屋で、パンツ一丁で、素麺を食べて過ごしていて。

当時、レンタルビデオの回数券とたばこを3カートン、素麺の乾麺を給料日に買って、あとは、パチンコで全部お金を使っていましたね(笑)。それで1ヵ月過ごして。あの、回数券でビデオを借りて、ビデオを観ながらパンツ一丁でクーラーのない部屋で素麺食べる生活……もう一回、やりたいなあ(笑)。

――苦しくても楽しかった時代でしたか?

品川 最っ高でしたね(笑)!だから、今、甥っ子や姪っ子の部屋に行って、自分ほど汚くはないですが夢見ながら狭い部屋で頑張っているのを見ると、羨ましいな~って(笑)。嫌味ではなく、こういうのいいよなって思います。


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