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UPDATE|2021/06/30

Little Glee Monsterの5人が再結集したホールツアーが開幕、最速ライブレポートが到着

6月28日、愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール



12月21日まで続く長期ツアーなので詳細な内容については触れずにおくが、セットリストは最新アルバム『BRIGHT NEW WORLD』とベストアルバム『GRADATI∞N』収録曲を軸にしつつ、6月に配信された新曲「君といれば」「REUNION」を加えることで、リトグリの過去、現在、未来をつなぐ内容。そんな豪華なセットリストをオープニングからアンコールまで、リトグリは芹奈を含む5人で歌いきった。
 
普段のリハーサルスタジオを彷彿とさせるステージセットと、ホールという親密度の高い距離感とが相まって、ライブは終始リラックスした雰囲気の中で進行。MCではメンバーがソファに座って緩やかなトークを展開したり、ときには即興でセットリストにない曲を歌い出したりと、その姿はまさに普段の楽屋でのリトグリそのもの。その空気感はパフォーマンスにも程よく影響し、メンバー同士のちょっとしたやり取りや微笑ましいコミュニケーションの数々から5人の仲の良さを実感できた。そんな彼女たち空気感は、客席のファンにも自然と笑顔が伝染し、会場は多幸感に包まれた。
 
「5人で歌ったときが完成形です」との言葉を添えて4人で歌ってきた「君といれば」も、この日は芹奈を加えた5人で初めて歌唱。この先パフォーマンスを重ねていくことでこの曲はより完成度の高いものへと進化していくことだろう。また「REUNION」では、5人のハーモニーや歌がひとつに重なることで強い絆を証明するような、そんな唯一無二の存在感も伝わってきた。
 
MCでは「皆さんに会えて本当にうれしいです!」と最初に挨拶した芹奈は、「皆さんが4人のリトグリを応援してくれたおかげで、自分が思っていたより早く復帰できました」とこの日を待っていてくれたファンに向けて感謝の言葉を届ける。アットホームな空気の中、以前と変わらぬ多幸感に満ちた歌とパフォーマンスを客席に届け、2時間以上にわたるツアー1公演目を無事に終了させた。
 
コロナ以降、それまで当たり前だったことがそうではなくなり、改めて“当たり前”に対して幸せを強く実感するようになった今、リトグリの5人もこのツアーを通じてまさにそれを体感しているのではないだろうか。その気持ちを忘れない限り、今回のツアーは成功する。そう信じてやまない。(西廣智一)

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