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UPDATE|2021/07/21

元NGT48・加藤美南が語る“将来”「経営者も展望に、日中の若者の架け橋になりたい」

加藤美南 撮影/松山勇樹



──では今後どんなことを中国でやっていきたいと考えているのでしょうか。

加藤 具体的には日本で流行っているコスメや家電を中国の方に紹介していきたいんです。逆に中国で流行っているコスメや家電などは日本にどんどん紹介していったり……そうして、発信者として日中の若者の架け橋になれたらいいなと考えています。

──なるほど、需要はすごく多そうですね。

加藤 実際ものすごく手応えは感じています。日本にインフルエンサーと呼ばれる方は大勢いますよね。韓国で活躍する日本人インフルエンサーも、すでに結構いらっしゃるんです。だけど中国で活動している日本人インフルエンサーはまだいない。中国の若い女の子って、日本のファッションやコスメに対する憧れがすごく強いんですよ。だけど、情報がなかなか手に入らないという面もあるんですね。日本でも中国系メイクは若い子の間で完全に浸透しているし、この流れは止められないと思う。だから私も今は先生について、必死で中国語を勉強している最中です。

──でも事業を拡大していくと、自分1人では対応しきれない局面も出てくるのでは? 今後は事務所に所属したりする可能性もあるんでしょうか?

加藤 いや、できればずっと個人でやっていきたいですね。もちろん事務所所属は事務所所属でいいところもあると思うんです。気持ちの面でも安心できますし。だけど私がこれからやろうとしていることはスピード感とフットワークが大事だと思うので。

──いろいろ考えた上でのフリーランスなんですね。しかしフリーになってから戸惑いや驚きも多かったのでは?

加藤 いや~、本当に大変です。スケジュール管理からお金のことまで、すべてを自分で決めなくちゃいけないわけですから。YouTubeの撮影や編集、スタジオを抑えること、打ち合わせ……やることが永遠にありますね。寝ているときも頭のどこかで仕事のことを考えているような状態。アイドル時代、当たり前だと思っていたことが実は全然当たり前じゃなかったし、多くの人に支えられながら自分は活動できていたんだと痛感しています。

──最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします。

加藤 「肩書がない」ということで、アイドル時代よりも応援の仕方が難しい部分はあると思うんです。でも私としては常に新しいことに挑戦しようという気持ちでいるので、その姿勢から少しでも何かを感じ取っていただければうれしいです。「美南ちゃんでもできるんだから、自分も一歩踏み出してみよう」と考えていただけたら最高ですね。

(取材・文/小野田衛)

▽加藤美南(かとう・みなみ)
1999年1月15日生まれ、新潟県出身。2021年1月末にNGT48を卒業し、現在は事務所に所属せずフリーランスとして多岐にわたる活動を行っている。
Twitter:@minamikato0115
Instagram:minamikato_0115
オフィシャルファンクラブ(https://fanicon.net/fancommunities/3859
CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/松山勇樹


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