──ステージ以外でも、新谷さんはグラビア活動を通じ多くの方に見つかりましたよね。新谷 いやあ、ありがたい~(手を合わせる)! 正直最初は「あれだけ人前に出るのが嫌いだった私が水着?」と、ここでもド緊張、完全にびびっちゃって。ただ、撮影がすごく楽しくて、しかも大きな反響をいただき何度も表紙を飾らせていただけて。グラビアを飾るたびに、ファンの方はもちろん、グラビアで私を知った方が「応援するよ!」という声をたくさん届けてくださったのが本当に心の支えになりました。ただ……18歳のころの私にとって、荷が重い仕事でもありました。
──有名になることで、良い反応だけではない、様々な声が届きやすくなりますからね。新谷 本当に。やはり中にはTwitterでズタズタと心を刺すことを言う人がいるわけです。決してメンタルが強い人間ではないので、その反応にダメージを受けてしまって。そのダメージがステージでも出るようになってしまったんです。沈んだ顔を見せたらアイドル失格という想いがあったのに、ある日いよいよ耐えられなくなり、自分でも分かるぐらいの辛い顔を出してしまって。その瞬間「今の私ではアイドルをやれない」と思い、アイドル活動から離れることを決めました。
──脱退発表の際、志半ばだという想いが感じられましたが、そういうことがあったからだったとは……。新谷 はい。正直もう怖い想いはしたくないと思い、この世界から離れるつもりでした。ただ、応援してくださるファンの方にまた会いたいという気持ちだけはあって。どこかフワフワした気持ちの状態で、ソロ活動していましたね(苦笑)。
【後編はこちら】新谷真由が語る“アイドル失格”から復活への道のり「改めてグラビアに挑戦したい」▽新谷真由(にいや・まゆ)
今年4月にデビューした5人組アイドルグループ「パラディーク」のピンク担当。キュートなルックスとパフォーマンス力でグループを引っ張る。毎月、定期ライブを行うなど、精力的に活動中。