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UPDATE|2021/08/04

生駒里奈の目標を決めない生き方「不自由なく暮らせることが一番の目標」

撮影/荻原大志

エン*ゲキ#05『-4D-imetor(フォーディメーター)』が8月5日(木)から開幕する。コロナ禍の影響で昨年、上演中止となっていた舞台だ。池田純矢とともにW主演を務める生駒里奈に、舞台のこと、そしてコロナ禍の1年半の間に考えていたことを聞いた。(前後編の後編)

【前編はこちら】生駒里奈がステイホーム中に考えたこと「仕事を休んだら消えてしまうんじゃないかという恐怖があった」

【写真】25歳になりグッと大人っぽさを増した生駒里奈の撮り下ろしカット【10点】

――この1年で新しい趣味が増えたとか、生活に変化はありますか?

生駒 それがないんです。プライベートは休むに限ります(笑)。本当は金魚を飼いたいけど、お世話をする時間がないから飼えないんです。その代わり、動画を見て、癒されています。

――昨年から今年にかけて、舞台に数本出演しています。それぞれ違う役ではありますが、感じたことはありましたか?

生駒 私のイメージって「元気」だと思うんですけど、そうじゃない役をやることで、違うこともできるんだって気づくことができました。これはアイドル時代からそうだったんですが、一度役に疑問を感じてしまうと、体がその役を受け付けなくなってしまうんです。でも、去年25歳になったことも影響していると思いますが、年齢を重ねたことで役に対する考え方が自由になっていきました。それが自分の中では大きかったです。

 今年1~2月の舞台『GHOST WRITER』では、峰不二子のモデルになった悪女の役をやらせていただきました。私と峰不二子なんて、かけ離れているじゃないですか。でも、私なりに演じることができて、今まで自分を縛っていたものがなくなりました。

――となると、自由な気持ちで次の舞台にも臨めそうですね。

生駒 『-4D-imetor』のノアに関しては特に役作りはしていないんですが、台本から役を作るということができるようになりました。それは私にとって新しい感覚でした。台本を読み込んで、どんな役なのかを感じ取って稽古に臨めることが嬉しかったです。

――女優として着実に一歩ずつ進んでいる感覚があるんですね。

生駒 はい。自分でもそれは思います。(やりたかったことが)やっとできているなって。

――これから女優として、あるいはプライベートでの目標はありますか?

生駒 目標は特に設定していません。不自由なく暮らせることが一番の目標です。40歳になってそれなりの暮らしができていれば、50歳になった時もそれなりの安定を築けているでしょうし。これから30歳、40歳になるまでが勝負だと思います。そのために若い時はひたすら頑張ろうと思っています。

――その頃、金魚を飼えていたらいいですね。

生駒 そうですね。仕事をしながらも、家でゆっくり過ごす時間が持てていたら最高ですね。


▽舞台 エン*ゲキ#05「-4D-imetor(ルビ:フォーディメーター)」
作・演出:池田純矢
出演:生駒里奈 池田純矢
村田充 松島庄汰 田村心 新子景視
阿南健治 ほか

・東京公演/紀伊國屋ホール
2021年8月5日(木)~8月15日(日)
初日・5日(木)19時公演はライブ配信を実施!
詳細は公式サイトにて
https://enxgeki.com/livestreaming.html

・大阪公演/COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
2021年8月28日(土)〜8月29日(日)

・公式サイト
https://enxgeki.com/
AUTHOR

犬飼 華


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