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UPDATE|2021/09/02

なぜアイドルが? アンジュルム 川村文乃が“1級マグロ解体師”資格を目指したワケ

川村文乃  撮影/松山勇樹

今年7月に、女性初の1級マグロ解体師の資格を取得したことでトレンドをにぎわせたアンジュルムの川村文乃。もともと特技に「カツオをさばくこと」と明記していた彼女に、この資格を取った経緯、試験やイベントで披露したこと、そして地元高知への思いなどを語ってもらった。(前後編の前編)

【写真】1級マグロ解体師の資格取得で話題の川村文乃の撮りおろしショット【8点】

──川村さんが1級マグロ解体師の資格を取得したと発表されてまもなく2カ月が経ちますが、反響はいかがですか?

川村 こんなに反響があると思っていなくてびっくりしています(笑)。想像以上にみなさんが反応してくださったというか、たくさんの人に驚いてもらえて、すごく嬉しいです。

──まずは、この資格を取ろうと思った経緯を教えてください。

川村 私は高知県出身で、小さい頃から地元でお魚のことをPRするお仕事をしていたんです。お魚市場やスーパーで歌うことも多かったので、マグロの解体ショーもよく見ていたし、いつか私もやってみたいなと思っていて、中学生の頃にはカツオを捌けるようになったんです。だけど忙しさや難しさもあって、マグロ解体師の資格を取るまでには至らなかったんですね。でも去年、コロナ禍でライブの数が少なくなって、お仕事の量も減っちゃったので「この時間を有効に使えないかな」と思っていたときに、この資格のことを思い出して、決心しました。

──こういった資格を取るのには、事務所への確認が必要なのでしょうか?

川村 一応マネージャーさんに「この資格を取ろうと思っているんですけど、大丈夫ですか?」と確認して、OKだと分かってから勉強を始めました。テキストを買ってからダメって言われたら悲しいので(笑)。

──試験に向けて、どんな勉強をしたのですか?

川村 コロナ禍なので学校に行って勉強するというスタイルではなく、基本的に自宅でやってくださいということで、マグロの種類やマグロの歴史について教科書を見て覚えたり、オンラインでの講習や口上だけのテストを受けました。オンラインでできることが全部終わったら、短期間で教室での講習を受けました。

──実技試験の映像はハロー!プロジェクトのYouTubeチャンネル「OMAKE CHANNEL」でも公開されていますが、あのときはどんな心境でしたか?

川村 事前に講習を受けて、試験と同様のことを何度もやったんですけど、毎回魚が違うから、捌き方も毎回ちょっとずつ違うんですよね。だから、合格しないかもしれないなと思っていて。まだあんまり慣れていないけど、自分の感覚でやるしかないので、心配でした。

CREDIT

取材・文/東海林その子 撮影/松山勇樹


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