──アクセサリーデザインのお仕事の前から、クリエイトすることは好きでした?
JILL そうでしたね。物心ついたころ絵を描いたり、何かを作ったりして常に手を動かしていましたね。当時は家がお金がある方ではなかったので、自分で作って遊ぶしかない環境だったのも大きかったんだと思います(笑)。
──コスプレイヤーとしても活動していますが、アニメやゲーム、漫画は幼少期から好きだったのですか?
JILL 好きでした。叔母がアニメや漫画が好きで、よく80~90年代のアニメをいっぱい見せてもらって。特に衝撃を受けたのが『風の谷のナウシカ』、『うる星やつら』、『AKIRA』でした。それが確か幼稚園のころだったかと……。
──完全に英才教育ですね(笑)。
JILL 祖母の家にも萩尾望都先生や竹宮恵子先生といった、黄金期の白泉社少女漫画がズラッと並んでいて。こうした家庭環境にあったので、アニメや漫画が自然と体の中に取り込まれていったんですよね。その影響からか、自分でお話を作り、そのお話に自分で絵をつけたりと、謎の世界観を創造する常に“乙女チック”な考えごとばかりしていましたね。