先日、国立代々木競技場 第一体育館で行われたでんぱ組.incのワンマンライブ「でんぱーりーナイトdeパーリー」に行ってまいりました。……いま平然を装ってサラっと書きましたが、代々木第一体育館ですよ。しかも2days。私、本当はすごく興奮しています。
彼女達の魅力はもちろん言わずもがなですが、更に勢いと追い風と、色々な要素が重なってスピードを加速させまくり、〝気がつけば!〟〝え!〟〝そんなところまで!〟という感覚。〝スターダムに駆け上がる〟という言葉がこれほどしっくりくるアイドルグループは、今、確実にでんぱ組.incしかいません。断言。
代々木第一体育館に到着すると見えてくる〝でんぱーりーナイトdeパーリー〟とキラキラに装飾された入場門。そこをくぐると、記念撮影スポットにコラボしている企業のブースが次々と現れます。まるで東京ディズニーランドのワールドバザール。あまりのタイアップ企業の多さにおもわずブースの数を数えて回りたくなりますが、そんなゲスいことしちゃいけません。だってここは夢の国なんですから。
ライブが始まると、更なる夢のような空間が待っていました。『でんぱーりーナイト』の曲の途中で舞台が暗転したかと思うと、色と光の消えてしまった世界で妖精達を探し出す、というファンタジックな物語がスタート。RPG風の映像演出と共に、ライブを披露していきます。「妖精さん!」という呼びかけでスクリーンに映し出されたのは、私たち観客が掲げるペンライト。〝色と光の妖精〟は私たちだったんですね。自分が妖精だなんて、文章にするとこっぱずかしいけど、でんぱ組.incを助け支えているのはファンの存在、というメッセージには胸が熱くなりました。
というか、このライブ全体に、そんなメッセージがたくさん散りばめられていた気がします。2日目のMCでねむきゅん(夢眠ねむ)が「バラしちゃいますね」と言って「〝ありがとう〟という言葉以外で〝ありがとう〟を伝える」という課題が出ていたことを明かしていましたが、うん、いっぱい伝わってたよ。たくさん元気をもらってお礼を言いたいのはこっちなのに、こんなに〝ありがとう〟をもらってしまって……私は何もできないけど、せめて、この気持ち伝われ……! いつもは地蔵気味な私ですが、気がつけば高く高くペンライトを掲げていました。
つづいてトロッコで中央ステージに移動すると、ここではステージに着ぐるみキッズダンサーも登場し、ディアガール(「秋葉原ディアステージ」で働く女の子の呼び名)と共にステージへ。ディアガールがライブのお手伝いをしたりステージに登場するのは恒例になりつつありますが、その光景を見る度、原点であるディアステを大切にしていることに感動してしまいます。でんぱ組.incのその義理堅さが大好きです。あと、ディアガールってジャニーズJr.みたいで、なんかいいよね。
中盤からはでんでんバンドとのがっつりライブ。2月18日(本日!)発売のアルバム『WWDD』収録の新曲から定番キラーチューンまで、そしてラストは『サクラあっぱれーしょん』でめでたく楽しく……完璧すぎるセットリストに、思わずため息が。最初から最後まで欲しいものが次々と出てくる、本当に至れり尽くせりなライブでした。
これほどの大きな規模になって、たくさんの夢を見せてくれて、でも変わらず側に寄り添ってくれている。変わってないよ、と、ライブを通してビシビシ伝わってくるメンバーの想い。でんぱ組.incが沢山の人に愛される理由がこのライブに集約されていた気がします。
ワールドツアー開催も発表されましたが、こんなすごいステージ見せられちゃったら、ねぇ。そりゃ世界にだって行けちゃうよね、と、驚きよりも先に妙に納得してしまいました。世界中の人とこの楽しい空間を共有できると思うと、私まで嬉しくて今から楽しみです。
感動と興奮冷めやらぬ中、終演後には会場限定のでんぱ組.incオリジナルフレームが楽しめるというプリクラを撮って帰りました。せっかくなので今回のプロフィール写真に使わせていただきますね。目が異常に大きいのも夢の国の魔法でしょうか。