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UPDATE|2021/10/01

くりえみ、セルフプロデュースを経て見えたもの「自分だけでは以下にも以上にもならない」

くりえみ 撮影/荻原大志



──これまでの活動やSNS上での発信を見る限りセルフプロデュースに長けている印象があったので、そこまで人にお任せすることがあるとは驚きです。

くりえみ 私がこだわるところには私なりの意図があるように、誰かがこだわるところには誰かなりの意図があるわけですよね。それを聞き入れることで、1人では辿り着けなかったであろう”いい形”に繋がることもあるって気づいたというか。全決定権を自分が持っていたい時期もありましたし、自分の意見が正しいって思いたくなっちゃうこともあります。ただ、自分が思う”いい形”ってわりと確立されてしまっているんですよね。自分の意見だけでクリエイティブをしていたら、以下にも以上にもならない。だったら、失敗してでも自分以外の誰かの意見を取り入れる方が、長い目で見たときに伸びる可能性が高いんです。今は、そうやって周りの意見を柔軟に受け入れることで、自分を高める時期なのかなって思っています。

──それでいうと、今回の写真集のタイトル「くりめぐり」もファンの方からの応募で決められたものですよね。

くりえみ そうです。旅行の延長で制作することになった写真集でもあるので、自分のなかでタイトルが全く思い浮かばなかったんですよね(笑)。それに、みなさんがクリエイティブに参加している気持ちになれた方が、1冊に対する思い入れも増えるだろうし、買いたいって思ってもらえるんじゃないかなって。

──多数の応募のなかから「くりめぐり」を選んだ決め手は?

くりえみ 名前と掛けたタイトルがキャッチーで可愛いと思ったのと、そこに旅行を表す「めぐり」という言葉がピタリとハマっていたので選ばせていただきました。いいタイトルを提案していただけてよかったです。もし「コレ!」っていうのがこなかったら、自分でアカウントを作って応募しようかと思っていたので(笑)。そうせずに済んで安心しました。

──最新写真集でのくりえみさんのお気に入りのカットはどれですか?

くりえみ 多すぎて選ぶのが大変ですね(笑)。あ、でも夜のベッドシーンが一番好きかもしれないです。あまりこういうテイストの写真はSNSにも投稿していないので、写真集を購入してくれた方には、じっくりと見ていただきたいポイントになりますね。

>>後編はこちら

(取材・文/とり)

▽くりえみ
6月14日生まれ、千葉県出身。タレント/グラビアアイドル。
2014年から2018年までアイドルとして活躍したのち、フリーでコスプレやグラビア写真をSNSに投稿。透き通る柔肌とドールのような丸く大きな瞳、男心をくすぐるフェチ写真に“SNSのフェチ天使”と称される。
Twitter:@kurita__emi
Instagram:kurita__emi
CREDIT

取材・文/とり 撮影/荻原大志


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