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UPDATE|2015/02/25

名回文・珍回文が誕生! さくら学院公開授業1限目レポート

さくら学院公開授業「回文の授業」1限目レポート@TFTホール500 2015.FEB.21


 さくら学院の今年2度目の公開授業が東京・有明のTFTホール500で行われた。「回文の授業」ということで、頭の回転の速さやボキャブラリーが問われそうな今回の授業。さくら学院の生徒たちはどんな回文を作ったのか?授業の模様をレポートする。


さくら学院公開授業「回文の授業」2限目レポート@TFTホール500 2015.FEB.21

中3は脳みそが老化してる?逆さ言葉に大苦戦!

 題して、楽しい回文コーナー「簡単か? 逆さ、簡単か?」。タイトルも回文になっており、生徒たちはいちいち感心してしまう(笑)。手賀沼先生は例を示しながら、回文を作る上でのルールを講義。続いては「作り方か……理屈」と、回文の作り方の基礎をレクチャー。まずは元となる単語を決めるということで、手賀沼先生は岡田を指名。岡田が「じゃあ、政宗で」と答えると手賀沼先生は「伊達さん苦手なのに?」とツッコむ。次に、「マサムネ」の反対「ネムサマ」と組み合わせ、「マサムネネムサマ」とか「ネムサママサムネ」、「マサムネムサマ」のように作り、その前後や真ん中に文字を足していって長い回文を作っていくことを説明。

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 そして実践練習「逆さ、読むよ、逆さ」のコーナー。ある単語を逆から読んで、それが何かを答えさせる。最初に指名されたのは、中3で脳が老化していると森先生に言われた水野(笑)。手賀沼先生の「ソミニカ」に水野はすぐに反応できず「パッ! えーあっ!」と謎な叫びを上げて場内は大爆笑。もう一度チャレンジするが、「カマソニ?」と意味不明の答え。森先生は「カマーソニックの略みたい。オカマの人のフェス」と笑わせた。

 野津には「んもえらど」と出題するがなかなかわからず、水野が「あーわかった!」と、可愛い声を上げて持って行かれてしまう。続いて岡田は「イラフビエ」を「海老ピラフ」と惜しい答え。山出は「ルトボトッペ」を「ペットボトル」と即答、磯野も「イセウコウコ」を「コウ…コウセイ?」と何とか正解。そして早押しクイズでは、「ゲアラカノリト」を岡田が「鶏の唐揚げ」と素早く答え、「岡田は揚げ物ばっかりだな」と森先生。

 ここからは、生徒たちが実際に回文を作る「軽く作るか」のコーナー。簡単な例として「よる○るよ」を示し、「ここに何か適当に入れれば95%回文になる」と手賀沼先生。すると水野が「ん!」と答えるが、これには場内がざわざわ笑いに。続いて山出は「にんじん」と答え爆笑されるが、手賀沼先生が「よるにんじんにるよ」に出来ますねとフォローすると、父兄たちは「おー!」と感心の拍手。磯野は「よるさるよ」と解答。「夜去るよ、以外にも、夜猿よ」もできるねと手賀沼先生が説明すると、なぜか反応した森先生が「拾い方間違えると危ない」とリアクションするが、意味がわからなかった生徒たちはスルー。父兄たちにはビミョーな笑いが起きた(笑)。

 この「よる……るよ」など回文の種になるお題を、生徒たちで出してみることに。岡田は「ほっけの開き」とやり、これには手賀沼先生も「無理だね」と降参。「世の中にある単語すべてが回文に出来るわけではない、逆さにしてみて無理だったら悩まないで諦めて他の単語を探すのが大事」と手賀沼先生。水野は「サクラ……ラクサ」と提案し、「さくら來麗楽さ」と展開。森先生は手賀沼先生に、「飯田來麗って先輩がいるんです、回文のために生まれてきた」と説明して笑わせた。

 手賀沼先生は続けて「○ラクサ」って言葉はないかなと言うと、すかさず水野が「極楽さ」と答えてどよめかせる。手賀沼先生は「惜しいのはさくらの後にくを入れなきゃならないから、さくらくになっちゃうんだよね……」と言うが、水野はすかさず「桜区って区があるかも知れない」と返して客席を感心させた。

手賀沼先生は続けて「ラクサといったときに、楽さしか浮かばなくなると幅が狭くなる。例えば“桜すら草&rdquo:ともできる」とレクチャーすると森先生は「さくら学院の前では桜すらただの草!」とやって拍手を浴びた。


次ページは、生徒たちがいよいよ回文を発表!


トーク委員長・野津から手賀沼先生へ厳しい指摘が!

 ここからは実践。「歌うよ! 歌う!」のコーナー。全員が1つずつ回文を作って歌にする。使いやすい例として「パッと消え……駅突破」「中島……マジかな」と挙げられると会場からは笑いが。森先生は「中島のは磯野がやればいい」とサザエさんネタで沸かした。手賀沼先生は森先生ネタを入れるということで「師、やはり森ハヤシ」として沸かせ、「前後にデを入れると、弟子、やはり森ハヤシで」と展開して笑わせた。森先生は「新曲の『仰げば尊し』が出るけど、生徒たちは、あの師は俺のことじゃないって言う」とボヤいて笑わせる。

 さて、生徒たちが回文を考えてる間、手持ちぶさたになった森先生は手賀沼先生をイジリ出し、「手賀沼先生は35年間女生徒つきあったことがない。どうしたらいい? 岡田?」とふると、岡田は「メグは知りません」といつもの知ってるキャラと逆を行って大爆笑させた。森先生はさらに「この先生、どこが気持ち悪い?」と野津に質問。野津は「髪型!」と身もふたもない返答で拍手を浴びた。

 さて、全員が回文を作って歌った曲は以下のようになった。

手賀沼「弟子、やはり森ハヤシで」

山出「四つ葉はバツよ」

岡田「悪いはしばしは、いるわ」

水野「ヨー、ヨー、YO!」

野津「たい焼き焼いた」

磯野「よっ中島えマジかな、つよ!」

全員「終わり、わーお☆」

 山出、岡田、磯野には賞賛の拍手が起き、水野には可愛いの声、野津には何とも言えないあざ笑いが起こった(笑)。“羽柴氏&rdquo:を漢字で書けない岡田の小6っぽさも印象的だった。

 最優秀賞には、ほぼオリジナルで自力で考えていた岡田が選ばれた。手賀沼先生は、自分自身も学ぶことがあったと評し、「四つ葉は罰よ」なんて引き出しも増えましたと言うと、水野が「使ってもらえるんですか?」と尋ねて返答に困らせていた(笑)。

 森先生は最後に「さくら学院も同じだけど、WAGEとして一緒にやった仲間が、それぞれ違う方向に行ってもたまには一緒にやることが出来るのもいいかな」と締めた。数々の名回文、迷回文が生まれた1時限目。2時限目はどんな作品が生まれるのだろうか?

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竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 

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