FOLLOW US

UPDATE|2021/10/07

カンニング竹山が語る福岡吉本時代「天狗になっていたあの頃、同期・華大の一言に涙」

カンニング竹山 撮影・西邑泰和

カンニング竹山が2008年から続けている、テレビではできない笑いに挑戦する単独ライブ「放送禁止」シリーズ。最新作「放送禁止2021 in中野サンプラザ」が10月13日(水)に中野サンプラザで開催される。最初はチケットが売れなかったという当ライブが、回数を重ねて伝説と呼ばれるまでになるまでの経緯、そして「芸人」として毎年ライブを開催する意義について話を聞いた。(前後編の後編)

【前編はこちら】カンニング竹山が語る50歳超えても単独ライブをやり続ける理由「裸のスキャンダルが転機」

【写真】単独ライブ「放送禁止」への思いを語るカンニング竹山

――単独ライブ『放送禁止』を続けるなかで、危険な目に遭ったことはないんですか?

竹山 それがないんですよ。ヤクザに取材したときだって問題なかった。ライブで話した内容が漏れることもないので、「共犯者」になってくれるお客さんたちには感謝してます。役者のマギーさんから「こんなにいい客を持ってる舞台はないよ」と言われたときは誇らしかったです。

――昨年は配信ライブという形になりましたが、それでもネタバレはありませんでしたか?

竹山 昨年は芸人30周年として中野サンプラザでやることが決まっていたのに、コロナの影響で配信でやることになったんですけど、最初はネタバレするんじゃないかという不安はありました。いざやってみたら、見事なまでに漏れない。思いっきり(アンジャッシュ)渡部の話をしたのに(笑)。

(ビート)たけしさんが謹慎していた頃の話を(ガダルカナル・)タカさんに取材して。フライデー事件で何が起こっていたのか、誰がどう殴っていたのか、謹慎中のたけしさんが弟子に教えたこと……知られていないような話をたくさん聞きました。それが渡部へのメッセージにつながっていく、という内容なんです。

――今年の『放送禁止』は、昨年やれなかった中野サンプラザで開催されます。

竹山 「必ずやるので延期にさせてください」と、中野サンプラザには待ってもらっていたんです。若手の頃、中野サンプラザ前の広場で(病で亡くなった相方の)中島と稽古していたし、中野のザ・ポケットというキャパ200くらいの劇場で単独ライブをしたこともあるので、中野サンプラザが30周年にふさわしい場所だと思ったんです。


RECOMMENDED おすすめの記事