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UPDATE|2015/03/01

怒濤のBerryzデイズの始まり!「Berryz工房祭り」1日目レポート

2月28日、有明コロシアムで「Berryz工房祭り」1日目が行われた。天気はもちろん晴れ。

 この公演は前もって発表されたとおり、3部構成でのライブとなっている。まず1部は、Berryz工房以外のハロー!プロジェクトメンバーによるパフォーマンスだ。

コミカルで、かっこよく、そしてかわいい!Berryz工房らしさ全開!

 2部が終わり、30分の休憩というアナウンスが流れると会場は大きくどよめく。しかし長いと思われたその休憩も、途中からモニターで歴代のMVが流れ、時間はあっという間に過ぎていく。

Berrzy工房『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』

 いよいよ3部はBerryz工房のライブ。爽やかなストライプのワンピースに身を包んだ7人がステージに登場すると、ファンも待ってましたとばかりに、大きな声援を送る。まずは『アジアンセレブレイション』『HAPPY!Stand Up』で会場を一気に盛り上げる。ファン人気の高い『マジ グッドチャンス サマー』では、セリフを話す菅谷と腕を組む夏焼のドヤ顔を見られたり、「え?なに?電波が……」というセリフでメンバーが背の順に並んで携帯の電波を表してみたり、とBerryz工房らしいコミカルな演出があった。

 大人な雰囲気の『サヨナラ ウソツキの私』、歌い出しの徳永の声でキュンとしてしまう『さぼり』、昨年の秋ツアーでハロプロ研修生とパフォーマンスした『素肌ピチピチ』を続けて披露すると、VTRが始まる。

 最初は菅谷から熊井へのメッセージ。「わたしのことを考えたアドバイスをくれる」と話したあとに、「ひとつだけ直してほしいところは……メールを返してくれないところ!」とかわいらしいダメ出しも。続いて熊井から夏焼へのメッセージでは「ダンスの立ち位置を覚えるのが遅い」と意外な暴露もありつつ、「わたしのお姉ちゃん的存在」と話していた。夏焼は須藤に対して「かわいいのに、話しているとオヤジな部分が出てくる」。さらに「今度うちに遊びにきて、おしりも触って」と、おしり好きの須藤へユニークなメッセージを贈っていた。

 VTRが終わり、メンバーたちがサイケデリックな雰囲気のピンクのワンピースで登場。手首にはメンバーカラーの大きなリボンを着けている。『Be 元気<成せば成るっ!>』『コイセヨ!』『ヒーロー現る!』と、ハイテンションな曲を立て続けに披露し、MCへ。

 ここでは、徳永がメンバーにプレゼントしたというフォトアルバムの話題に。作業を始めた時期が遅くなり、冬のハロコンで地方に行く際も材料を持っていき、℃-uteの矢島に手伝ってもらったという。朝6時まで作業したときには楽屋で寝てしまい、ハロプロメンバー全員でのストレッチに参加出来なかったことを、「おなかが痛かった」とごまかしたという裏話も飛び出した。

 そんな微笑ましい話から、嗣永が「ひとつひとつの出来事がぐっとくる」と話すと、清水が「思ってないでしょ」と楽しい掛け合いを見せる。嗣永がそう話すように、ファンにとってもそういった些細な会話を見られることが、すごく大切なことなんだなと思う。

 嗣永の「ミディアムテンポのナンバーを」という紹介から、『桜&rarr:入学式』『VERY BEAUTY』『ありがとう!おともだち。』の3曲を披露。『ありがとう!おともだち。』では、メンバーたちが手を繋いだり、ふざけあったりと、楽しそうにしている姿が印象的だった。


次のページは、会場に“おぱょ!&rdquo:コールが巻き起こる

「時間が止まったらいいのに」会場にいるみんながそう思った瞬間

 ここでまたVTRが流れる。まずは須藤が徳永へ「ちーは本当にバカだと思う!」と言うと、会場には大きな笑いが起きる。しかし「それも頭がいいから出来ること」と“神友&rdquo:だからこそ分かる、徳永の魅力を話してくれた。そして徳永から嗣永へは、よく使っている「よきビジネスパートナー」という言葉と、「これからは年1回、年賀状だけの付き合いとなると思うけどよろしく!」と徳永らしい、ユニークなメッセージを贈っていた。

 嗣永から清水へのメッセージでは、清水のブログで使われていた、“おぱょ&rdquo:について魔法の言葉だと話し、会場にもおぱょ!コールが巻き起こっていた。最後は清水から菅谷へのメッセージ。最初の印象を「天使みたい!」と触れながら、「Berryzに個性が生まれたのは梨沙子がいたから」と、自分の意志を貫く菅谷への賛辞を贈った。

 続いて7人がお揃いの黒とゴールドの衣装でステージへ。同じ衣装を着るときこそ、彼女たちの個性が際立つ。『恋の呪縛』のイントロが流れると、会場から大きな歓声が。10年以上前の楽曲が今も変わらず愛されていることが分かる。ここから『胸さわぎスカーレット』『愛の弾丸』『ヒロインになろうか!』と、力強くクールな楽曲が続く。

 「ラストスパート、盛り上がっていこう!」という言葉から『抱きしめて 抱きしめて』が流れる。イントロでメンバーが音楽に合わせて衣装を脱ぎ、ステージ上で赤いチェックの衣装へ早替えを行う。ここで一気に会場の温度も上がった。そこから『雄叫びボーイ WAO!』『友情 純情 oh 青春』で会場全体がひとつになり、本編は幕を閉じた。

 7色のライトが照らす会場に「Berryz行くべ!」コールが響く。7人が白地に黒い花柄のお揃いの衣装で登場、アンコール1曲目『友達は友達なんだ』をパフォーマンス。明るくサバサバとした女同士の友情を描く歌詞を「Berryz工房7人そのもの」と、本人たちも話していたこの曲。途中で清水が涙を見せたり、円陣を組むところで菅谷が声を詰まらせる場面もあった。

 最後の挨拶で、嗣永は「頼もしい後輩たちが自分たちの曲を歌ってくれて、Berryz工房の楽曲や思い出は続いていくんだと思った」と今日の公演を振り返る。清水は涙ぐみながら「楽しすぎて、この時間が止まればいいのにって思ったけど、そうはならなかった」と話す。この会場にいたファンも、同じように思っていただろう。熊井は第一声で「今日は泣きません!」と話し、会場を笑顔にしてくれる。「心の底からENJOYできた」と挨拶を締めくくっていた。

 Berryz工房祭り1日目、最後の曲は『そのすべての愛に』。6年前の同じ日、2009年2月28日から始まったBerryz工房の単独ツアー「2009春~そのすべての愛に~」のタイトルにもなっていたこの曲。Berryz工房を支えてきた「すべての愛へサンキュー」と歌う彼女たちに、涙が止まらなくなってしまった。

 しんみりしてしまったけれど、最後は笑顔でステージを去った7人。まだまだBerryzデイズは始まったばかり!2日目は、どんな楽しいライブになるのだろうか。

Berrzy工房『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』

東海林その子 アイドルが大好きです。アイドル、ファッションなどに関するライターをやっています。

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