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UPDATE|2021/10/29

NGT48荻野由佳が語る卒業への思い「アイドルとしてやり残したことはありません」

荻野由佳 撮影/松山勇樹



――誰かに相談はしましたか?

荻野 西潟茉莉奈ちゃんには1年以上前から相談していました。中井りかちゃんには卒業発表をする少し前にカレーを食べながら、卒業発表の報告をしました。

でも、発表の当日、メンバーには勘づかれていました。私は気合いを入れる時にポニーテールをするんですけど、その日も公演前にポニーテールをしようとしていました。でも、衣装の帽子をうまくかぶれないから、途中で三つあみに変えたんです。そんな時に後輩の佐藤海里ちゃんがやって来て、「今日、嫌な発表しないですよね? なんかそんな予感がするんです」と聞いてきました。すると、横にいた三村妃乃ちゃんが「大丈夫。今日のゆかさんはポニーテールじゃないから何も発表しないはずだよ」って。後輩には匂わせていないのに、よく分かるなってビックリしました。

――発表の瞬間は緊張しましたか?

荻野 しました! 「私、荻野由佳は~」と発表したんですけど、公演が終わってから山田野絵ちゃんに、「唇がめっちゃ震えてたよ」と言われて。選抜総選挙のスピーチよりも緊張しました。卒業発表って1回しかできませんから。

――約6年半のアイドル人生でしたが、締めくくりとして卒業コンサート(10月30日@新潟県・朱鷺メッセ)が決まりました。

荻野 決めてくださったスタッフさんには、頭が上がりません。NGT48 にとって朱鷺メッセは目標の場所です。3年前、北原里英さんが卒業コンサートをしてからは立つ機会がありませんでした。2期生はその経験もないから、先輩として彼女たちにも立たせてあげたいと思っていました。決まったことでメンバー一同喜んでいます。

――セットリストは?

荻野 私と演出家さんとで考えました。思い出を詰めたブロック、メッセージを込めたブロック……“今までの私”を表したコンサートになると思います。

――今月5日にはファースト写真集も発売されました。

荻野 東京と新潟で撮りました。新潟での撮影場所は、私が行ってみたいと提案させていただいたところになりました。新潟で通っているお寿司屋さん、ずっと行きたかった温泉にも行けたし、新潟らしく雪まみれになって撮ることもできました。もうやり残したことはありません(笑)。

――アイドルになる前に憧れていたことがすべて叶ったのでは?

荻野 叶えてくださったのは、ファンの方々の力が大きいです。選抜総選挙で選抜入りできたのは、完全にファンの方のパワーによるものです。選抜で過ごした時間は夢のようでした。テレビで見ていた先輩方と連絡先を交換できるようになるとは、想像もしていませんでした。

AUTHOR

犬飼 華


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