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UPDATE|2021/10/27

ブレイクピン芸人・やす子が語る自衛隊時代「朝6時にラッパ点呼、日中はブルドーザーの整備」

やす子 撮影/武田敏将

「はい! 世の中に〜馴染みたい〜愛されたい!」。芸歴わずか2年、今年元旦の『おもしろ荘』出演で一夜にして世に認知されたピン芸人・やす子。その異色の経歴、そして「SMA芸人」の絆……彼女が裸一貫で飛び込んだ「お笑い界」に感じた魅力を尋ねてみた。(前後編の前編)

【写真】これがプロのほふく前進、自衛隊芸人としてブレイク中のやす子

ーーやす子さんは「元自衛隊芸人」としてブレイクされましたが、当時はどんな仕事をなさっていたんですか?

やす子 ブルドーザーに乗って、演習場の道路を作ったりする、交通小隊という部隊にいました。災害派遣に行った場合はガレキ除去をしたり、物資を運んだりする部隊で。

ーー自分で希望してですか?

やす子 入隊時に適性検査やテストがあって、それで振り分けられる感じです、はい〜。

ーー普段はどんな業務を?

やす子 自衛隊員は月に1度くらい、1週間かける訓練がありまして、普段はその訓練に向けての準備が主になるんです。朝は6時にラッパ点呼というのがあって、みんなで廊下に並びます。それから清掃後に7時までに朝ごはんを食べて、いろいろ雑務をして、自衛隊体操があって、その後は10キロ走って……そういうのが日課で、日中はブルドーザーの整備をしたり、いろいろと。

ーーすごくハードですね! 芸人を志したのは、そういう毎日が嫌になったとか?

やす子 いえ、訓練はしんどいですけど、むしろ部隊にも慣れて、活躍できる役割もいただいたりできて、逆に順調だったと思います。それに自分は、今でも「即応予備自衛官」といって、大きな災害などがあれば召集されて自衛隊員としての業務をする立場でもありますし。


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