FOLLOW US

UPDATE|2021/10/27

ブレイクピン芸人・やす子が語る自衛隊時代「朝6時にラッパ点呼、日中はブルドーザーの整備」

やす子 撮影/武田敏将



ーーだとするとなおさら、芸人になった理由が気になります。

やす子 自衛隊の仕事は2年が任期で、自分としては少なくても4年くらい自衛隊にいようと思っていたんですけど、1度目の任期が終わる半年前くらいにフッと降りてきたといいますか。

ーー急にビビッときた、と。

やす子 そうなんです。自衛隊は演習場や駐屯地の中に教習所があって運転免許が取れるところがあるんですけど、その帰りに、たまたま上官が前を歩いているのを見つけて、そこで「あ、辞めよう」って伝えに行こうと思った感じです。

ーー引き留められたりは?

やす子 全員から引き留められましたね。「辞めるなら家と就職先を決めて、これからの生活費の計算もしなさい」ということでそれを提出しました。

ーーそれで心機一転、上京して働き始めたそうですね。

やす子 自衛隊を経験して、「集団生活はもういいかな」と思ったので、1人でコツコツやる仕事をしようと思って、トイレ清掃の仕事をしていました。それで、上京前からSNSを通じて友達になった、関東に住んでいる女の子と遊んだりするようになったんですが、その子から「芸人になろうよ」と誘われまして。

ーーそれがきっかけなんですね。

やす子 ただ、自分はあんまりテレビを見ないで、本ばっかり読んできた人間で。当時は芸人さんといってもダウンタウンさんと爆笑問題さんくらいしか知らない、というレベルでした。

ーーそれは浮世ばなれすぎるというか……(笑)。


RECOMMENDED おすすめの記事