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UPDATE|2021/11/01

櫻坂46・改名後初の全国アリーナツアー完遂、卒業発表の守屋茜&渡辺梨加「アイドル人生最後のライブに感謝」【写真35点】

撮影/上山陽介



また『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』では、天井から垂らされた長い布を使い、中心にいる藤吉に絡み付けるという同曲のMVを彷彿とさせる演出で、観る者の目を釘付けに。さらに『Buddies』ではトロッコを使って客席間を移動しながら、ステージから遠い席のBuddiesに視線を送ったり手を振ったりする中で、山﨑が「次に会うときは、もっともっと大きなグループになっていることを約束します!」とポジティブなメッセージを贈った。

1stシングルからの3曲を終えると、ステージ後方に巨大な桜の木が登場し、ペンライトにより会場中が真っ赤に染め上げられる。すると、ライブのクライマックスにふさわしいアップチューン『BAN』に突入し、メンバーのアグレッシブなパフォーマンスで会場の熱量をさらに高めていく。サビでは桜の花びらをかたどった紙吹雪がステージ中に舞い散り、楽曲の世界観に華を添える。

そして、スクリーンに冒頭の映像の続きが映し出され、メンバーのスマホに「ミタゾ」のメッセージが次々と着信。誰からか送られたメッセージに不安を隠せない櫻エイトだが、最後に拳銃を構える2期生の田村保乃がステージに姿を現し、一発放ったところで本編ラストナンバー『流れ弾』がスタートする。

黒いMV衣装に着替えたメンバーは、この日一番の爆発力で激しいダンスを披露。曲中では不敵な笑みを浮かべる場面もあり、改めて彼女たちの身体能力の高さや表現力の豊かさに驚かされる。曲後半では火花が吹き上がる派手な演出も加わり、クライマックス感を煽ることに。パフォーマンスを終えると、田村が再び拳銃を手にし、空に向けて一発放つとメンバーはステージをあとにした。その後、スクリーンには映画さながらのエンドロールが流れ、ライブは一旦終了する。

興奮冷めやらぬ中、アンコールは渡邉理佐センターの『無言の宇宙』から開始。ステージ後方まで広がった星空のような照明演出を背に、和装風のMV衣装を身に纏ったメンバーは、繊細さを伴うダンスで華麗さを表現。サビではスクリーンに花火も打ち上がり、穏やかな中にもエモーショナルさが感じられる世界が展開された。

最後のMCでは、メンバーが次々にライブの感想を口にしていく。藤吉は「やっと(観客と)対面してライブすることができて、すごくうれしいですし、ファンの皆さんの温もりが直に感じられて幸せです」と語り、田村は「初めて櫻坂46でこうしてツアーを回ることができて、地方での皆さんの姿がすごく鮮明によみがえってきて……すごく皆さんに支えられているなと思いました」と瞳を潤ませながら心境を吐露。


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