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UPDATE|2021/11/01

和田彩花がライブイベントを開催、生バンド演奏でそれぞれの違いや幸せを肯定【写真11点】

10月31日(日)に東京・ SPREADにて開催された『和田彩花とオムニバス / 私的礼賛-Live-』

和田彩花が、10月31日(日)に東京・ SPREADでライブイベント『和田彩花とオムニバス / 私的礼賛-Live-』を開催した。和田は、11月23日に初のソロアルバム『私的礼讃』を配信リリースすることが決定。今回の公演は、配信リリースに先がけてアルバム全曲を披露するスペシャルライブとなる。アルバムは、和田が全ての楽曲の作詞を担当。彼女自身の世界観が詰まった楽曲を、和田は生バンドの演奏で観客へ届けた。

【写真】「和田彩花とオムニバス / 私的礼賛-Live-」ライブの模様【11点】

LEDキャンドルライトやフィラメント電球の温かい光が点々とする会場に、和田とバンドメンバーが登場すると観客が拍手を送る。彼女たちが1曲目に披露したのは「エピローグ」。ループするアコースティックギターの音色からバンドサウンドが導かれ、和田は生命の誕生を想起させる歌詞を優しいボーカルで歌っていく。続けて彼女は、ピアノ、ギター、サックス、ビートが絡み合う「空を遮る首都高速」を歌唱。都市で生きる思いをグルーヴ感あふれるサウンドで届けた。

今回のライブから、和田のライブ活動の名義は“和田彩花とオムニバス”となった。バンドメンバーを表す“オムニバス”というワードからは、仲間たちと自由なスタイルで音楽活動をしていきたいという意思が読み取れる。この日のメンバーは、バンマスの劔樹人(B / あらかじめ決められた恋人たちへ)、オータケコーハン(G / あらかじめ決められた恋人たちへ, LAGITAGIDA etc.)、楢原英介(Violin, Key / VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)、U(Dr / ソロアーティスト、コレサワなどのサポートメンバー)、そして6月からバンドに加わったハラナツコ(Sax, Flute / 折坂悠太、LARNERSなどで活動)という編成。

彼女たちが次に披露したのは「mama」。視野を広げる大事さを願う和田のボーカルと、ソウル感とエレクトロニックなフレイバーがミックスしたサウンドのマッチングがとてもいい。

和田は「目の前で木の葉が落ちた」という詩の朗読を行い「スターチス」を歌唱。別れ間際の心情を、ミディアムポップなサウンドで歌っていく。穏やかなメロディと跳ねるようなリズム感が絶妙な「ゆりかご」、ピアノのリフレインから徐々に広がりを見せる「#15」と、彼女は次々と楽曲を聴かせていく。
和田彩花


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