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UPDATE|2021/11/10

『水ダウ』クロちゃんに選ばれなかったアイドルが異例の噛み付き対談「なんで落としたんですか!」

クロちゃんに正直な気持ちを吐露する工藤菫(手前) 撮影/松山勇樹


──同意書? それはどういう類のものだったんですか?

工藤 あのオーディションはテレビで流れるものだったから、「カメラに映っても大丈夫か?」という確認が主でした。「嫌だったら、ここで帰ってもOKですよ」ということでしたけど、もちろん誰も帰る参加者はいませんでしたね。私としてはWACKへ何がなんでも入りたかったから、そのためにはクロちゃんにアピールするしかないと気持ちを切り替えまして。他のみんなも必死でしたよ。移動のバス中も、スマホでクロちゃんのことを調べまくっていましたし。「どんなタイプの女性が好きなんだろう?」とか。

クロちゃん そうなんだ(笑)。「クロちゃんプロデュース」と知ったとき、工藤ちゃんは率直にどう思ったの?

工藤 クロちゃんがアイドルにものすごく詳しいということは前から知っていたんです。だからこのプロジェクトは冗談半分のテレビ企画なんかではないなと最初から思っていました。真剣に選んでくるに違いないって。実際、その通りになりましたし。

──MONSTER IDOLの1次審査は16人中8名が通過。残念ながら工藤さんは脱落してしまいます。クロちゃんから見た、そのときの工藤さんの印象を教えていただけますか?

クロちゃん ……正直なことを言っていいですか? 一切、覚えていないんですよ。あまり印象に残らなかったんだと思う。のちにクロフェスで「なんであのときは!」って詰められから、「工藤菫? そんな子、いたっけ?」と改めて確認したんですけどね。それでも当時のことは思い出せなかった。

工藤 そうか……。それだけインパクトがなかったということだろうなぁ。

クロちゃん 最初にテレビ局の部屋で対面したとき、たしか候補者が3列か4列くらいで並んでいたんじゃなかったかな。ぱっと見、1番前の列が可愛い子多かった気がするねー。

工藤 そうですね。実際、通過者は一番前の列にいた子が多かったですし。あのときは4人ずつ4列に並んでいて、私は2列目の真ん中。目立ちにくい位置だったから、「ここでクロちゃんの目に留まるかな?」ってドキドキしていたことを覚えています。

クロちゃん でも真面目な話をすると、あのオーディションは顔が可愛いかどうかだけで選んだわけじゃないからね。だってアイドルの魅力って顔だけじゃないから。特にグループの場合、いろんな個性があったほうがいいわけでさ。グラビアアイドルだったら可愛さで選ぶのが正解なんだろうけど、グループアイドルの場合はそうじゃない。

工藤 たしかにそうですよね。
AUTHOR

小野田 衛


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