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UPDATE|2021/11/10

『水ダウ』で豆柴の大群になれなかった私、「“変わらなくちゃダメ”その意味が本当にわかった瞬間」

豆柴の大群オーディションで不合格となりその後、アップアップガールズ(仮)オーディションに合格した工藤菫(左)とクロちゃん 撮影/松山勇樹

「なんで私のことを落としたんですか!」安田大サーカス・クロちゃんが主催するアイドルフェス「クロフェス」でそうクロちゃんに食って掛かったアイドルがいる。アップアップガールズ(仮)・工藤菫だ。二人には浅からぬ因縁がある。

【写真】対談中、クロちゃんの言葉に思わず涙を流す工藤菫

実は彼女、『水曜日のダウンタウン』(TBS)で放送された豆柴の大群のオーディションに参加しており、当時プロデューサーのクロちゃんに落とされた過去を持つのだ。「落とした側」と「落ちた側」による異例対談、中編ではクロちゃんに心を開き思わず涙を流した工藤菫。最終回ではクロちゃんがさらにその心の奥に切り込みます。

クロちゃん たしかにオーディションのときは合否を決める立場だったけど、今は工藤ちゃんとそういう関係でもないしさ。だから、かしこまる必要なんて一切ないわけ。なんなら今は豆柴の大群でもプロデューサーからアドバイザーに降格させられているし……。

工藤 だいぶ地位は下がりましたよね(笑)。

クロちゃん ちょっとーーー!! その通りだけど、他人に言われると腹が立つわ(笑)。工藤ちゃんがクロフェスで噛みついてきたとき、ガツガツ来る感じがすごくいいなと思ったの。だけどこうやって話してみると、実際はそこまで強いハートの持ち主ではないということにも気づいたのね。LINEで相手に既読スルーされるだけで「今、忙しいのかな」「ひょっとして相手に嫌われた?」「事故に巻き込まれているってことはないよね」とか考えちゃうタイプ。

工藤 もう嫌だ~! なんで私のことがそこまで完璧にわかるんですか! 全部を見透かされてみたいで怖い(笑)。

クロちゃん でもね、この仕事をやるうえでハートは弱いほうが逆に有利だと思うよ。そっちのほうがいろんな選択肢が頭に浮かぶはずだから。最悪な道を選ばないようにあれこれ考えるだろうし、いざとなったらガツンと進める勝負度胸がそこに加わったら最強。クロフェスのときの工藤ちゃんがまさにそうだったようにね。

工藤 「変わらなくちゃダメだ」。それが渡辺(淳之介 ※WACK代表取締役)さんの口癖なんです。だけど、落ち続けていた当時の私はその言葉の意味が全然わかっていなかったんですよね。落ちるたびに「何が悪かったんだろう?」って考えるし、どんどんメンタルも削られていくんですけど……。でも、とにかく自分が変わらなくちゃ落ちてしまうのは間違いなかった。そこで「変わるって何?」と自分なりに考えてみたんですよ。

クロちゃん 「自分を変える」か……。なかなか難しいテーマだよね。

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