上谷 そんなときにたまたま目にしたのがプロレスとアイドルを融合させたプロジェクトのお知らせで。そのとき、私はプロレスにまったく興味がなかったから、ちょっと戸惑っていたけど、このまま立ち止まっていられないなって。そのオーディションに合格したことがプロレスと接するきっかけになって、今に至ります。
松岡 すごーい! なんかドラマみたいな話だけど現実のことだよね。
――そのあいだにはなさんはもうHKT48のセンターとして活躍していました。松岡 いやいや、センターに立たせていただいてありがたい話です。
上谷 街を歩いていると、いろんなところから『最高かよ』(松岡はながはじめてセンターを務めたHKT48の楽曲)が流れてきて、すごいなぁ〜って。
――やっぱり励みになりましたか?上谷 励みにもなったし、心から応援してもいたけれど、やっぱり……悔しくって、はじめのころはTVの歌番組とかは見ることができなかった。
松岡 えっ……。
上谷 ついこのあいだまで一緒のグループで活動していた子が、超人気アイドルのセンターに立っていて、ものすごくキラキラしている。それなのに私はダメダメで、もうなにやってるんだろうって。(後編へ続く)
【後編はこちら】元バイトAKB同期・HKT48松岡はな✕スターダム上谷沙弥選手が奇跡の再会「プロレスって痛くないの?」