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UPDATE|2021/12/15

国民的グループを卒業して再出発、鈴木優香が選んだ道「ファンの方の手紙を読んでずっと泣いていた」

鈴木優香 撮影/荻原大志

4月に熱愛スキャンダルが発覚し活動休止、一度は復帰したものの今年9月に国民的グループを卒業した鈴木優香。グループの次世代を担う逸材として期待されていたただけに、その後の去就は熱心なファンのみならず注目されていた。渦中で何を感じていたのか、「復帰」と「卒業」と「再出発」の意図、そして今後はどこを目指すのか、胸中を語る。(前後編の前編)

【写真】再出発しグラビアでも活躍、鈴木優香の撮りおろしカット【10点】

──スキャンダル騒動の発端となった「文春オンライン」のインタビューでソロ再出発を宣言したことに衝撃を受けました。記事では「グラビアを中心に頑張りたい」と発言していましたよね?

鈴木 あの記事が出たあと、『FLASH』(光文社)さんにグラビア撮影していただきました。これが私にとって久しぶりの活動らしい活動だったので、正直ホッとした部分もありましたね。それからファンの方から「待っていたよ」と言われたのが、とてもうれしかったです。

──「女優」「モデル」「歌手」といった肩書的には、「グラビアモデル」になるのでしょうか?

鈴木 どうなんだろうな……。とにかくファンの方が求める活動をしたいと考えているので、あまり肩書にはこだわっていないんですよね。少なくともグループで活動していた時代は私がグラビアに出ることで喜んでくれるファンの方が多かったので、今もそうした声に応えたいという気持ちが強いんです。当時はたとえばSHOWROOM配信でも、露出が多い洋服を着ると喜んでくれる方が多かったんですよ。そうすると私としても「もっと喜んでもらいたい」という気持ちになってくるんですね。

──「ファン・ファースト」という発想の延長にグラビア活動があったわけですか。

鈴木 それに加えて「自分の武器は何か?」「どうしたら大人数の中で埋もれないか?」って考えたとき、グラビアで個性をアピールしていくしかないという気持ちもありました。でもそこは反省点でもあって、「何がなんでも自分の個性を出さなきゃいけない!」「話題になることを仕掛けていかなくちゃいけない!」という焦りが強すぎたと思うのですが……。なにしろ同期の12人も可愛い子ばかりだったし、自分は19歳で決して若くはないと思っていたから、どこか生き急いでいたんですよね。

──鈴木さんのアイドル人生を振り返ってみると、「いよいよブレイク目前!」というタイミングでの文春砲でしたよね。具体的に、どんな状況だったんですか?

鈴木 いきなり「すいません、鈴木優香さんですか?」と声をかけられたんです。最初はファンの方かと思ったんですけど、そのわりには言葉遣いがやけに丁寧だし、「あれ? どういうことだろう」とか思っているうちに「文春オンラインです。プロデューサーのSさんと同棲されていらっしゃいますよね」と言われまして。その瞬間、頭が真っ白になりました。誰にも言っていないことだったのもありますし、「私レベルのアイドルでも、あの文春が来ちゃうんだ」という驚きもありましたね。もう本当にパニック状態で……。

CREDIT

取材・文/小野田衛 撮影/荻原大志


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