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UPDATE|2021/12/11

「研究と努力をし続けた“天才”」佐藤優樹 卒業直前、モーニング娘。’21座談会

左から北川莉央、佐藤優樹、石田亜佑美 撮影/松山勇樹

約2年ぶりとなるモーニング娘。’21のコンサート「Teenage Solution ~佐藤優樹 卒業スペシャル~」が13日(月)に開催される。今公演をもって天真爛漫なキャラクターと卓越したパフォーマンスで活力を与え続けてきた佐藤優樹が卒業することもあり、チケットは即完売。今回は「ひかりTV」での本公演生配信決定に合わせ、佐藤、そして佐藤と共に10年に渡り鎬を削り合ってきた同期・石田亜佑美、15期の北川莉央の3人に話を聞いた。(前後編の後編)

>>前編はこちら

【写真】佐藤優樹らメンバーソロショットほか撮りおろしカット【10点】

──佐藤さんは今公演をもって卒業の運びとなります。みなさん、卒業発表後からのライブに向けての心境の変化はありましたか?

佐藤 正直言うと、9月末に卒業発表したのを後悔しました。12月12日に「卒業します!」と言えばよかったなあって。卒業発表してからライブでの場位置がゼロ(センター)なことが多くなってきたんですよ。私はゼロに立つと自信がなくなって、怖くなっちゃう人なので、ゼロの一、二歩後ろにいる方がちょうど良いんですよ。そういう環境を何度も繰り返すたびに、「やっぱ卒業直前に言えばよかったな~」って後悔します。だって直前に言えば誰も動けないじゃないですか。「ああ!ゼロに立たないまま終わっちゃった~!」って、それが良かったんですよ(笑)。そもそも今回のコンサートタイトルも「モーニング娘。’21コンサート(佐藤優樹卒業)」ぐらいがいいんですよ。私はモーニング娘。が好きで、モーニング娘。にいた時間の私も好きだから、“普通の佐藤優樹”として卒業したいんです。

──普段通りのコンサートのスタイルがいいと?

佐藤 そうです! 普段通りで良いんです。歌割りも場位置も、いつも通りがいい。なんならメンバーもライブ当日に卒業を知るみたいな。「えっ、今日卒業なの!?」って。正直、今はすごく「失敗したらどうしよう?」という普段なら考えないことばかり考えちゃっています。普段通りじゃないと、上手くできなのになあ……って。けど、このコンサートが終わって10年後ぐらいに、感謝するんでしょうね。「あのとき、たくさんフィーチャーしてもらって、本当にありがたかったなあ~……」って(笑)。

石田 これ、まーは今フィーチャーされているから「いや、いや!」と言っていますが、実際真ん中に立てなかったら、立てないで「あ~、真ん中立ちたかった」と、不機嫌になると思うんですよ。

佐藤 確かになる(笑)! けどゼロから一、二歩後ろの方が好きなのはホントだよ。

CREDIT

取材・文/田口俊輔 撮影/松山勇樹


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