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UPDATE|2021/12/17

4度目のブレイク・熊切あさ美が芸能界を続けられた理由「今辞めたら自分に負ける」

熊切あさ美 撮影/松山勇樹

昨年16年ぶりの写真集を発売するなど“美熟女”として、今また新たなブームを呼んでいるレジェンドグラビアアイドル・熊切あさ美。12月17日には最新イメージDVD、25日には写真集『蜜の香り』(彩文館出版)を発売するなど勢いは衰えを知らない。彼女に、再ブームを巻き起こしている現状と、アラフォーでのグラビア復帰への思いを聞いた。(前中後編の後編)

>>前編はこちら、中編はこちら

【写真】アラフォーでも増し続ける美しさ、熊切あさ美の撮りおろしカット

──熊切さんは今が「4回目のブレイク」とも言われていますが、これについてはどういう気持ちなんですか?

熊切 ブレイクと思ってもらえるのはありがたいな、と。過去の3回がどの時期を指しているのか正確にはわからないんですけど……。1回目はチェキッ娘、2回目は27歳で「ガケっぷちアイドル」として出させてもらったとき、3回目は……どこだろう(笑)?

──ガケっぷちアイドルは誰が言いだしたんですか?

熊切 自分からです。『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)に出させていただいたときに、肩書を言わなきゃいけなくて、タレントって言うほどテレビに出てないし、グラビアアイドルって言うほどグラビアにも出てないし。お茶の間のみなさんから見て、ガケっぷちアイドルだったら、嫌な印象も与えないかなと思って言いだしたんです。そしたら(明石家)さんまさんがいじっておいしくしてくださったんです。ただ、その肩書でやっている以上は、体を張らなきゃいけなくて、他のアイドルの子が断った仕事も自分に回ってきたら全部受けていました。なので辛い時期でもありましたけど、それがあったから今の自分があります!

──逆に断れなくなってしまったんですね。

熊切 でも良いこともあって。たとえば、蛭子能収さんと海外でロケしたときに、蛭子さんがやるはずだったバンジージャンプを「跳べない」ってなってしまい、急遽、私が代わりに跳んだんです。蛭子さんって興味のないことは忘れちゃう方なんですけど、最近会ったときにそのときのことをまだ覚えてくださっていて、それはうれしかったですね。

──ガケっぷちアイドル時代は、けっこう長く続きましたよね。

熊切 お仕事が増えたらガケっぷちアイドルという肩書は外したかったんですけど、そうなると「次は何て肩書?」と求められて。私はもう肩書に縛られたくないし、ただのタレントでいいのに……私は必要されてないのかなって悩んだ時期もありました。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/松山勇樹


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