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UPDATE|2013/12/25

渡り廊下走り隊が謝罪会見!? 解散の真相は「不仲」ではなかった

2014年2月9日にラストライブを行なう渡り廊下走り隊が、12月25日発売のベストアルバム『渡り廊下をゆっくり歩きたい』のリリース記念記者会見を開催。不仲が原因ではと言われていた解散について、本当の理由を明かした。

 記者会見では何回キャンディーズの山ちゃんこと山里亮太が司会を務め、まずは各メンバーに活動の思い出などを質問し、まずは穏やかな滑り出しを見せた。

お互い顔を見合わせながら、不仲説ムービーについて語り合う

 だがこの映像に関して渡辺が「特典映像が理由で不仲だと報道されたと思うんですけど、先ほどの映像に続きがありますのでご覧ください」と説明。上映された続きとは、インタビュー映像そのものがドッキリだったというもの。あくまで不仲説を演じただけであり、実際にはみんな仲良しだということをきっちりアピールした。

渡辺 申し訳ありませんが、不仲はウソでした。

山里 (不仲がウソだと知って)安どの表情を浮かべる方もいれば、ああいう中にちょっと本音を見出している人もいるんですよ。だってセリフはオリジナルですよね。本当に思っていることを言っちゃった人もいるのでは? 「まゆゆのメイク待ちとかやってらんないよ」って言ってましたよ。

平嶋 まゆゆは昔から、自分に対しての時間が長いんですよ、前髪作ったりメイクしたり。この前の撮影でも、まゆゆのほうが先に入ったのにあやかのほうが先に撮影始まったよね。でも最近は昔に比べたらすごく早くなった。

浦野 家族でもずっといっしょにいると「あー」ってなることがあるじゃないですか。それをメチャメチャふくらまして言ってくれってって(ディレクターに)言われたのがあの映像なんですよ。オーバーに言っているだけです。

山里 じゃあ皆さんに喜んでもらうだけに仕掛けたことなんですね。せっかくだから謝りましょう。

全員 このたびは、不仲というウソをついてしまいまして、スイマセンでした!

メンバー全員で謝罪した瞬間、ものすごい勢いでフラッシュがたかれた。その様子はまさに謝罪会見だった

 このように、不仲説についてはメンバーが謝罪することで一件落着。となると気になるのは解散する本当の理由だ。それについては渡辺から詳細な説明がなされた。

渡辺 もともと渡り廊下走り隊というのは、AKB48の中から中高生のメンバーで結成されていて、学校の渡り廊下をスカートをひるがえしながら走っているようなメンバーが集まったというのがコンセプト。でも、みんな学校を卒業して社会人の年齢になりまして、それぞれソロの活動も確立されているので、渡り廊下走り隊というコンセプトの活動の役割は果たしたなと。それで解散という結果になりました。

 2009年1月のデビューから5年近くが経ち、メンバーも成長。解散自体は今年9月に聞いたそうで、前作の『少年よ 嘘をつけ!』から1年以上CDリリースがないなか、解散という形をとることに各メンバーも寂しさを感じていたようだ。

多田 解散を知ったのは夏の終わり、9月ごろ。それを聞いたときは寂しいと思ったし、1年間も活動がなかったのに解散と聞いて、もっともっと悲しくなった。最近『初恋ダッシュ』のDVDをママと一緒に観たんですが、みんな髪がボサボサすぎ。しかもダンスの時、私一人だけすごく暴れていたんですよ。すごく恥ずかしくて、それから成長したなって思いました。

『初恋ダッシュ』での暴れるダンスを再現してみせる多田

浦野 27歳で入っていま28歳なんですけど、これがラストアイドルなんで許してほしい。渡り廊下が最後かなあ、ついにアイドル人生に幕を閉じますから。でも、誘いがあればまた行っちゃうと思いますけど。

渡辺 誘い、ありますかねえ?

浦野 まゆゆさーん!

痛い突っ込みを入れた渡辺に、浦野は思わず「まゆゆさーん!」と反応だ

 また会見ではこれまでの活動を振り返り、メンバーそれぞれが自分の一番好きな曲を挙げる場面も。意外な曲名も出て、それぞれの個性を感じさせた。

平嶋 『アッカンベー橋』かな、いや『完璧ぐ~のね』 ! お客さんの盛り上がりが一番ですし、ライブの打ち上げでスタッフさんが歌う確率も高く、みんなが好きでいてくれる曲です。

菊地 やはり自分が入ってからの曲ですね、 『アッカンベー橋』。

渡辺 デビュー曲の『初恋ダッシュ』ですね。渡り廊下走り隊に相応しい曲で大好きです。

多田 『冒険エトセトラ』です(完璧ぐ~のねのカップリング曲)。自分の歌割りパートが多いし、自分の声が意外にいい声しているんです。歌割りについてですか? 自分のパートが多くなったり少なくなったりで、最初は他のメンバーに嫉妬もありました。でもいまは気にしてないですよ。

岩佐 『バレンタイン・キッス』。(限定盤のDVDに)PVが入っているんですが、久しぶりに観たらすごく初々しい自分が映っていて可愛いと思いました。

浦野 1年しかいなかったんですが、そこでリリースさせていただいた『少年よ 嘘をつけ!』ですね。まだアイドルやっていていいんだと勇気づけられました。

演歌歌手としても活動している岩佐は、演歌のほうでアルバムを出せた喜びも口にしていた

 会場の笑いを誘ったのは「これまでで一番キツかった」こと。話題が食べ物のことばかりと、さすがはAKB48のなかでも若いメンバーを集めて結成されたグループらしいエピソードに、場も和らいだ雰囲気になっていた。

岩佐 食べ物の争いがきつかったです。みんな子供なので、食べ物に対する執着心が強くて、肉と魚の弁当があったらバトルが始まっちゃったり、それが毎回でした。

平嶋 食べ物に関してはまゆゆ(渡辺)も問題を起こしてました。猫舌なので食べるのが遅くて、それを注意されたときにまゆゆのなかで何かがプチッときて、お店から走って飛び出していったんですよ。私たちは猫舌を知っていたけど、マネージャーさんは多分知らなくて、早く食べろって言われて出ていったんです。

渡辺 ありましたねー。自分なりに冷ましてから食べようという決意があったんですが、マネージャーさんはその事実を知らないので、「早く食べろよ!」って言われて、「いや、冷ましてるんだよ!」ってなって。それから「あーっ」て走って逃げて……(苦笑)。

平嶋 (まゆゆは)逃げたのはいいけど、何十メートルか走ったところでしゃがんで後ろを向いて、誰かが迎えが来てくれるのを待ってたんだよね。

渡辺 走ったのはいいものの、どうしたらいいのかわからなくて……。

平嶋らの指摘に最初はシラを切っていた渡辺

だが、走って逃げたことの非を認めて謝罪だ

 会見の最後には渡辺が「渡り廊下走り隊は活動を5年ほどしてきて、解散という形にはなったんですけど、メンバーそれぞれ女優だったり歌手だったり、48グループだったりと、これからの活動を応援していただけると嬉しいです」と締めくくった。

ラストは全員でニッコリとポーズ。2月9日のラストライブはベストアルバムの超コンプリート版に封入されている抽選応募券を利用して当選した人のみが観覧可能という、貴重なライブだ

カメラ目線でまゆゆスマイルをゲット! こんな目で見つめられたら、謝罪ももちろん受け入れちゃいますよ

■【渡り廊下走り隊】解散の真実 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ldc1xKIyGxw

■渡り廊下走り隊 オフィシャルサイト
http://www.watarirouka.com/

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