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UPDATE|2022/02/04

大食い・ロシアン佐藤が“人前で食べられなかった”思春期を語る「ギャル曽根ちゃんの存在は革命」

ロシアン佐藤 撮影・西邑泰和

『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京系)で2008年に衝撃のデビューを果たしたロシアン佐藤。当時システムエンジニアとして働きながら、大食いタレントとしても大活躍し、「いつも美味しそうに食べる」と、多くの大食いファンを魅了してきた。2021年7月には、「競技としての大食い」の引退を宣言。現在は食への恩返しをテーマに新たなプロジェクトを設立し、YouTube配信を中心に活躍している彼女に、改めて大食いに目覚めたきっかけや、これからの活動について話を聞いた。(前中後編の前編)

【写真】大食いレジェンド・ロシアン佐藤

──フードファイターとしてテレビ出演する前のことからお伺いします。最初に自分が大食いだと自覚したのはいつのことですか?

佐藤 どうだろうなぁ。もちろん普通の人と比べると量は食べるほうだったんですけど、そこまで大食いだという自覚はなかったんですよね。というのも私は島根県で育ったんですけど、田舎だから大食いチャレンジ店も数軒しかなくて。だから自分としては「私が食べるくらいの量は、みんなも普通に食べられるでしょ」みたいな感覚。友達が「佐藤さんヤバいから番組に出たほうがいいよ」ってことで『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京系)の応募フォームを送ってくれたんですけど、「いやいや、言うても私なんて大したことないから」とか笑っていましたし。だけど番組の大阪大会のとき、「あれれ?」と思ったんです。「あ。私、なんか普通じゃないんだ」って(笑)。

──ご家族もよく食べるほうなんですか?

佐藤 そうでもないんです。弟も少食ではないものの、ズバ抜けた大食いというわけではないですし。高校生のときだったかな。あまりにも私が食べ過ぎるということで母親が心配して、消化器内科に連れていかれたことがあるんですよ。「お前は絶対どこかおかしいはずだから」とか言われて(笑)。それで胃カメラをやったんですけど、診てくれた先生も「心配なさらなくても大丈夫ですよ。別に異常はないし、綺麗な胃ですから」とか笑っていました。ただ今にして考えると、「食べることが好きになる環境」は整っていた気がしますね。

AUTHOR

小野田 衛


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