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UPDATE|2015/10/29

エンタメNEXT「2015年度 トーク委員長・白井沙樹が語る〝さくら学院〟」インタビュー

この夏はTOKYO IDOL FESTIVAL 2015、@JAM EXPO 2015などのビッグフェスを無事に乗り越えて、実りある秋を迎えた2015年度さくら学院。先日9月27日に行われた、東京・渋谷 TSUTAYA O-EASTでのワンマンライブも満員御礼! 会場内を埋め尽くす父兄たちを感動の渦に巻き込み、大成功のうちに幕を下ろした。

 そこでエンタメNEXTでは、2015年度への熱い想いを語った5代目生徒会長・磯野莉音の1万字超えロングインタビューに続き、先日のワンマンライブをプロデュースした3代目トーク委員長・白井沙樹に『2015年度 トーク委員長・白井沙樹が語る”さくら学院”』と題した、1万5000字オーバーの超ロングインタビューを決行!(取材はワンマンライブ直後の10月4日)

 ライブの話はもちろん、さくら学院への熱い想い、トーク委員長としてやるべきコト、さらに自身の結婚観(!)まで、読者の父兄諸氏のために情報は余すことなく掲載。では、どうぞ皆様ご覧下さい!

白井沙樹

——二度と見られないという意味では、相当プレミアムなライブだったというコトですね。で、ここからは夜の部『さくら学院 2015 ~白井沙樹、父兄を代表して魅せちゃいます!!~』のお話を聞かせてください。2年前同様、客入れの音楽から自ら決めたとのことで、今年はアイドルお宝くじライブでも歌ったJUDY AND MARYの『Over Drive』からの、Negiccoの『サンシャイン日本海』という流れでしたね。

白井 2015年度夏のスタートを飾る曲だったので流したいなと思って、『Over Drive』を1曲目に選びました!

——そして『サンシャイン日本海』のMVでは、白井さんの生まれ故郷である新潟の風景を見せて。

白井 はい♡

——これぞまさに、しーちゃんの誕生日だな! と父兄たちの期待も高まる中で、大好きなアイカツ!の『ヒラリ/ヒトリ/キラリ』が流れたと思ったら、ステージ後ろのスクリーンにメンバーの名前と顔写真が写し出されるという、粋な演出がありまして。

白井 コレ実は(磯野)莉音ちゃんと卒業生の田口華ちゃんが転入した2011年度転入式のオープニングで流れた映像があって、それを基に今年度バージョンを作ってもらったんですよ♪ 沙樹も当時、観に行けてなかったんで(チケットは取れていたものの、震災の影響で開演日が延期となり残念ながら行けず…)嬉しかったです!

——古参父兄には嬉しい演出ですね。そして1曲目は2年前と同じく『FLY AWAY』からスタート。

白井 なんか沙樹は1曲目『FLY AWAY』から始まるのが好きなんですよね~。さくら学院に転入する前からずっと好きな曲だったんですけど、改めて歌詞をしっかり読んでみると、まさに転入生の自分にピッタリだって気付いて。「始めは恥ずかしくて、うまく話せなかったけれど~♪」とか「光の向こうにみんなが見えるよ」とか。歌詞も曲調も、この曲からライブが思いっきりスタートする! みたいな感じがするので1曲目には絶対入れたいと思ってました!

——「夢にまで見たステージに思いっきり飛び出そうよ」ですからね~。まさにライブのトップバッターとして相応しい一曲です。

白井 はい♡

——でも以前、磯野さんにインタビューした際に「しーちゃんは、さくら学院に転入してくる前からグイグイ話しかけてきていた」と証言していましたよね?

白井 そうですね~。サイン欲しさに……(笑)。

——ハハハ(笑)。で、その次が『School days』。夢にまで見たステージに飛び出したら、さくら学院のスクールデイズが始まるって、実にイイ流れですね~。で、ここから3曲の間、“賢くなれるシリーズ”が続きます。1時間目が英語『Song for smiling』、2時間目が花言葉『Hana*Hana』、3時間目は算数『マセマティカ!』。そして昨年度の代表曲といっても過言ではない『ハートの地球』を今年度2度目の披露! 12人になったコトもあって、フォーメーションも結構変わるワケですが、かなり練習したんですか?

白井 そうなんですよ~結構難しくて……。やっぱり昨年度の10人フォーメーションとは感覚も違いますし、メンバーの身長差もあるので。あと単純にポンポンの数も増えるじゃないですか? それで苦戦して、みんなで何回も練習しました。

——ラストの丸く“地球”を形作る時もキレイに円が描けていたと思いますよ。

白井 ありがとうございます☆

——そして友情ソング『マシュマロ色の君と』。この曲が入ってきたのは感慨深いですね~。確か2年前のO-EASTでのプロデュースライブの際は、マシュマロの振り付けが上手く出来なくて、涙をこらえて練習していたとか。

白井  そうなんですよ! 全然出来なかったんですよー。あの時は、あまりにも出来なさすぎるから、ずっと『マシュマロ~』の練習をやっていたので……寝ていても『マシュマロ~』のレッスンをしている夢を見る位にトラウマになっちゃって、(悔しそうに)それでも結局出来なかったんですけどね……。

——とはいえ、元々大好きな曲だったんですよね?

白井 はい、大好きです♡ だからこそ、出来ないのが悔しかったし。大好きな曲だったから絶対やりたいって気持ちもあったんですけど。

——今回は磯野さんと白井さんの2人から始まるという普段とは違った演出でしたが、アレはどういう意図があって、そうなったんですか?

白井 元々『マシュマロ~』と『ハートの地球』が逆の順番でセットリストに組まれていたんですけど、ポンポンの問題とか色々あって、MCから『ハートの地球』に繋げた方がスムーズだというコトで、あの演出になりました。あれも結構ロマンチックでイイですよね?

——しかも友情を歌った楽曲じゃないですか、観ているコチラも思わず涙腺をやられちゃいましたよ! で、アンコール前が『message』ですね。2010年度のファーストアルバム『さくら学院 2010年度 ~message~』の最後に収められていて、3年前の3周年記念ライブでは、初代生徒会長の武藤(彩未)さんが当時の在校生と歌った初期の名曲ですよね。これにはどのようなメッセージが?

白井 この曲の流れからだとシットリして終わりたいっていう気持ちがあったので、前半戦はシッカリ盛り上げて、『ハートの地球』から切ない気持ちも入れつつ、『マシュマロ色の君と』でグッときた想いを『message』で感動的に締めたいなっと思って、本編のラストに選びました。

——2年前のプロデュースライブでは、ミニパティ+野津(現・本条友奈埜)さんで、スペシャル版『プリンセス☆アラモード』とか、なかなかライブでは演る機会の少ない『Dear Mr.Socrates』など、白井さんが見たいモノを具現化したスペシャルプログラム感がありました。今回もそのような白井さん発信のスペシャルな部分ってありましたか?

白井 そうですね。やっぱり2年前のときは部活動ユニットも、完成していた感があったので、やりたいコトも結構あったんですけど、今年度は部活動も夏までにそこまで固まっていなかったこともあり、10月31日&11月1日のさくら学院 学院祭までとっておこうかなと。それに今回は、夏からさらに成長した私たちを見せたかったので、部活動ユニットはナシで12人全員の曲で攻めました!

——コレは学院祭も期待大! アンコールでは購買部の後に、もはや恒例となった(笑)、白井さんのバースデー・サプライズ! さすがに今年はもう慣れたのか泣くコトもなかったし、すでに予想できていたんじゃないですか?

白井 全然、気付かなかったんですよー!

——3年連続だし、逆に気付かないなんてコトあるんですか?

白井 なんでだろう?? ライブ前日に早めにレッスンが終わるって言われていて、前日入りしていたお母さんと家族みんなでご飯を食べに行ったんですよ。その間に振り付けをしていたって話なので、まったく(笑)。

——白井さんの知らないところで、仲間たちがコッソリ練習してくれてたっていう。毎年のコトながら泣かせますね~(感動)。

白井 ビックリしました!

——まぁ、普通は昨年度の中3曲である『宝物』を演るなんて思わないですよね。そういえば白井さんって、さくら学院を表現する際に“キラキラ”って言葉を使いますよね?

白井 ハイ! 『宝物』はイイ曲ですよね~キラキラしてます♪

——では、白井さんが感じるさくら学院の“キラキラ”ってどういう部分なんですか?

白井  メンバー同士の仲の良さが全面的に表れているっていうか、『FLY AWAY』とかカッコイイ曲でもお互いがアイコンタクトをとる瞬間とか、ソコがいいなって思いますし、やっぱり全力でみんなが歌って踊っている姿は、スゴイ可愛いくてキラキラしてるなって思います♡

——全力でひたむきで顔笑っている姿は父兄の心に必ずや響きますしね。それを白井さんはより強く感じているんですね。さすが生徒でありガチ父兄!

白井 自分で言うと“自分たちのグループ大好き♡”みたいになっちゃうんですけど、父兄として見ていてスゴく感じますね。

——さすが“さくら愛”が溢れ出してますね! そしてラストの『夢に向かって』の曲振りでは、15歳の抱負を語りました。「さくら学院のことも大好きだし、もっとみんなを引っ張っていける中3になりたいし、女優になりたいという夢に向かっても顔笑っていきたい」とのことでしたが、やはり将来は三吉(彩花)さん、松井(愛莉)さんら偉大なる先輩たちの後を追って、女優の道を目指すんですね。

白井 はい、顔笑ります!

——目標としている女優さんはいますか?

白井 自然体な演技の中にも、可愛さのある女優さんに憧れています。例えば石原さとみさんとか。

——先輩たちとはまた違った小悪魔系じゃないですか!? いや、しかしソレもなんか想像出来るかも(笑)。そこはぜひ顔笑ってください! では、そんな将来の夢まで飛び出した夜の部を振り返ってみて、いかがでしたか?

白井 ラストの曲が『夢に向かって』で、みんなからのサプライズプレゼントが中3曲の『宝物』だったので、曲振りで15歳の抱負を語る時に、なにか“夢に向かって”に繋げたいなって思い、自分の夢について話したんです。なので、この『夢に向かって』は、今後のさくら学院を想いつつ、自分自身の“夢に向かって”っていう気持ちも込めて歌いました。転入前に父兄として遊びに行っていたライブもこの曲がラストだと「終わったー!」って充実感があったし、フラッグを最後にバシって下ろして終わるのが、スゴイかっこいいな! って思っていたので、この曲を最後に終えられたのが、個人的には嬉しかったですね♪

——ですね、やはり『夢に向かって』で終わるのは、水戸黄門が印籠をバーンって出すシーンのような圧倒的カタルシスがあります。さて、今回はさくら学院生活で最後となるバースデー・ライブでしたが、満足できましたか?

白井 いえ、まだまだっていう気持ちがあります! この時期は夏フェスから学院祭に向けて、間を繋ぐターニングポイント的なところなんですけど、学院祭までには、もっともっと仕上げたいなっていう気持ちがさらに強くなりました。ライブのMCでも、どう転入生を巻き込んでいくべきか? 中間管理職にはどう振ればいいのか? それに、LoGiRLでのトークや立ち回りとか、お母さんから結構ダメ出しをされるんですけど、それが図星だったりして……。その色々なアドバイスをもらって、ちょっと悔しい思いとかもあったりしたので、新たに15歳になったコトで自分自身を変えていきたいなって思っています。

——たしかにMCに関しては、最近だと意識的に周囲にトークを振って巻き込んでいるように感じられて、トーク委員長としての成長を感じます。

白井 最初は転入生にも、もっとトークを振りたい気持ちはあったんですが、みんなダンスの振りや歌を覚えるので精一杯だったので、あまり負担にならないようにって気を使っていたんですが……それが夏を越えてみんな成長して、いつの間にか安心してトークが振れるようになりました。

——今だと、トークを振ってみて誰が一番面白いですか?

白井 メグ(岡田 愛)ですかね~。今回のライブでも振ってみたんですが「今、完全に気を抜いていたな!」って場面があったので、ちょっと今度からリハでは振らずに、ぶっつけ本番でいきなり振ってみたいと思います(笑)。

——完全にトーク委員長として覚醒しましたね(笑)。そんな白井さん自身のMC力は上がったと思います?

白井 どうなんでしょう……でもトーク委員長に任命されてからは、メンバーそれぞれの個性をもっと見つけてそれをドンドン前に出していけるようにしたいので、そこは以前に比べると出来ているのかなって。ココからさらに学院祭に向けて、トークを磨いていきたいですね。

——僕はてっきり2代目プロデュース委員長になるとばかり思っていたので、中3メンバーの各担当が決まった時に「トーク委員長とは意外!」って感じました。本人的にも驚いたんじゃないですか?

白井 思いました! でもプロデュース委員長ってやっぱり、初代メンバーと一緒に活動していた由結ちゃんのように、さくら学院への深い思い入れがあったから出来る役職なんだと思うんです。沙樹は一人の父兄としての目線で、みんなが見たいさくら学院を出すコトなら出来るかもしれないけど、由結ちゃんにはまだまだ叶わないなって思ったので、そこは納得でした。それに喋るコトも好きなので、トーク委員長になれたのは単純に嬉しかったです♪

——なるほど。トーク委員長として“さくら学院を愛する父兄目線を持っている”コトが大きな武器になっていますね。なにより父兄たちが求めているのは、“みんなが見たいさくら学院を出すコトなら出来る”という、白井さんならではスキルですからね。

白井 かなー。それにはLoGiRLが始まったっていうのも結構大きくて、やっぱり毎週レギュラー番組があって、皆さんの前で喋れる機会もあって、しかも生放送! 実際にライブだって生なので、そこでのトーク力やハプニングへの対応力なんかが、色々と鍛えられましたし。

——じゃあ、職員室の先生方も、もう安心して任せていられますね! そういえば、コヤジ部ってその後、どうなったんですか? ずいぶん初期の日誌では入部届けまで提出していましたが。

白井 コヤジ部は是非やりたいです! 沙樹が購買部に入部して、(田口)華ちゃんがプロレス同好会を始めたから、最愛ちゃん1人になっちゃってからは、ずっと休部状態なので、いつかは……。

——僕は大賀さんと2人で男装部をやってほしいですね。卒業後はもちろん、歌って、踊って、演技も出来る宝塚的男装ユニットで活動を!

白井 (シレッと)もちろん夏のイベントもこれまで通り出ますよ~、莉音ちゃんと咲希ちゃんと沙樹の3人で! スマイルガーデンやフリースペースで段ボールを敷いてパフォーマンスする予定です(笑)。

——では『OVERTURE』でスナップ撮らせて下さい!(笑)。

白井 そうですね!(ニッコリ)。

——卒業後の成長した姿も定期的に見せていただけるとコチラも安心しますので(笑)。成長といえば、白井さんの日誌を改めて全部読み返したんですが、転入当時に比べるとずいぶん字が上手くなりましたね。

白井 そうですね~。学生は普段から字を書くので、書いた分だけ上手くなります☆

——あと白井さんは話を聞いていても、会話の中に“なんか”と“でも…”がないですよね。しっかりした語調ですし、そこはさすがトーク委員長だなって感じます。リアル学校でもそうなんですか?

白井 ありがとうございます! リアル学校の友達には、結構大人っぽいって言われるかもしれないです。考え方が特に。私自身も周りの友達に「結婚するなら、絶対に年上の人!」って普段から言っている位だし(笑)。

——それは、しーちゃん父兄騒然の情報ですよ! 年上っていっても、いくつぐらい上までならアリですか!?

白井 う~ん、10歳くらい上まで大丈夫です。お父さんとお母さんが9歳離れているので、全然アリだなって思います♡

——父兄のみなさんは「結婚なんかまだ早い!」って怒るとは思いますが…とはいえ、10歳上までOKというのは、非常に夢のあるナイスな情報だと思います。ちなみにどんな職業の人がイイの?

白井 大企業で働いているとか、結構シッカリしたサラリーマンとか……。

——OLか!! そんなアラサーOLみたいなトークはひとまず置いといて、他にも聞いておきたいコトが……。あっ、そういえば、去年の中3メンバーは優しくて、それが彼女ら的には悩みだったと日誌に書いていましたけど、今年の中3メンバーにとって、もうチョットこうしたいっていう悩みやジレンマって、あるんですか?

白井 私たちも、かなり優しい方かもしれないですね。なんだろう、それでも去年卒業した先輩たちとは違った意味での優しさかなとは思っているんですけどね~。去年は結構“見守っている感”があって、下級生メンバーがちゃんとやっていないと、「中3の先輩がちゃんとやっているんだから、自分たちもシッカリやらなきゃ!」って、言われなくても自主的にみんな動いていたんですけど、2015年度は転入生が6人もいるってコトもあり、正直私たち3人だけでは面倒を見切れない。去年よりも怒るべき時は怒って、言うべき時は言ってると思うんですけど、あまりに言わなきゃいけないコトが多すぎて……逆に私たちの方が遠慮しちゃっている部分もあるので、ココから来年3月の卒業式に向けて、ガツンと言っていきたいなって考えています。

——ガツンと言うんですね! 何か意外です。中3メンバーから見ると小学生は、本当にまだ子供っていうか、ただカワイイ後輩に対する接し方をしているのかなと。

白井 自分たちが話している内容だって「ホントに理解できてるのかな?」って思ったりもしますけど、ソコは先輩だから言わなきゃなんで。それでも、私たちの伝えたい想いが「ちゃんと届いてるかな?」って感じる瞬間は結構ありますけどね(苦笑)。

——やはり年の離れた後輩に想いを伝えるのも、一筋縄ではいかないと?

白井 まだ小学生だから集中力も全然足りないし、ずっと話しているとみんなポ~っとしてきちゃうんですよ。眠くなって(苦笑)。あっ、コレちょっとどっかいってるなって時は、「大丈夫?」って声を掛けて戻したりもするんですけど……。

——そういう時って、イラっとしたりは?

白井 いえ、沙樹はあまりイラっとしないタイプなので大丈夫です。

——それは大賀さんや磯野さんも同様?

白井 2人とも、めっちゃイライラしたりはしないですね。

——去年は“背中で語る”タイプの先輩たちと、それを見て学ぶ後輩たちという構図でしたが、今年は会話やコミュニケーションを取るというコトが重要になっているようですね。では、これからはもうチョイ厳しめでいくというコトで。

白井  でも厳しくっていっても、メンバー間の仲はすごくイイんですよ♪

——さくら学院の場合は、学年やキャリアが違っても友達みたいな感覚ですよね。

白井 そうですね。昨年度よりもグループ内の年齢差が激しいので、最初は馴染めるかな? とか小5の子には、どう接したらいいんだろう? とか思っていたんですけど、今では12人全員が同学年みたいに仲良し♪ それがあるからこその今年度の良さも、あるんじゃないかな~と思います。

——それって、どういうところなんですか? 例えばライブ中に見られる瞬間なんかでいうと?

白井 ライブ中でいえば、フトした瞬間にメンバー同士が見せるアイコンタクトとか、アレは父兄さんたちもホッコリしますよね♡ 沙樹は父兄さんと一緒になってライブを楽しんでいる瞬間ももちろん好きなんですけど、同じ位にメンバーとアイコンタクトを取って、振りがバッチリ揃ったなっていう瞬間が好きですね!

——日誌では以前、倉島(颯良)さんがアイコンタクトを取ってくれないし、どうも無視されているんじゃないか? と書かれていましたが、さすがに今はもう改善されていますよね?

白井 もうあの頃とは全然違いますよ! いや~ホントに『FRIENDS』でも颯良とペアだし、『マシュマロ色の君と』の2番の、テディベアと人間のペアになるパートでも、やっぱり颯良と一緒で、ちゃんと目も合わせてくれるし。アイコンタクト以上に2人の距離感がもっと近くなったんじゃないかな? ってスゴイ感じています。

——確かに、転入当初は同期の山出さんとの絡みが多かった印象ですが、最近では倉島さんが日誌に登場する頻度も増えましたね。では、ここらで学院祭に向けての意気込みを教えて頂ければと。今日(取材時)も学院祭に向けてレッスンされていたようですが、仕上がりの程はいかがでしょうか? 教えちゃっても大丈夫な範囲で結構なので、ズバリお願いします!

白井 新曲はいくつかやりますね。

——それは今年度の新曲? それとも既存曲の2015年度Ver.ですか?

白井  今年度じゃなくて既存曲で振りと歌を新しく入れ直したものと、学院祭の一曲目ならではの、アノ曲をやっちゃったりとか!? ヒントは……箱を持って顔笑ります!

——オ~! それも当日までに完成すればって話ですよね、楽しみにしていますんで顔笑ってください! あと数週間で追い込みという感じでしょうが(取材時は10月4日)、現時点で成長が著しいメンバーは?

白井 結構みんななんですよね~、う~ん。ソヨ(吉田爽葉香)もTIFでは購買部で全然しゃべれなかったのに、先日のワンマンまでの1ヶ月位で、あそこまでしゃべれるようになっていたのにはスゴイびっくりして! 沙樹も結構セリフとかMCを含めて考えているんですけど、購買部のMCも今回はソヨにちょっと多めに振ってみて。「…でも言えるかな?」って不安には感じつつも、一緒にやってみたら意外に出来ていたので、これからどんどんトークで2人の掛け合いも増やしていきたいですね。

——購買部はMC強化組というコトでトーク委員長へ道でもありますもんね。前任の本条さん然り。

白井 そうですね。最初はホントにMCだけで曲もなかったので。

——その曲タイトルだって、アルバム発売まで未定でしたもんね(笑)。せっかく吉田さんの武器である関西弁もあるし、今後はボケ&ツッコミを明確化したトークを期待しています! では次に、日誌でも触れていた“さくら学院に入った意味”と“今やるべきコト”について教えてください。

白井 もともと沙樹は、あくまで応援している父兄さんの1人としてはスゴイ好きだけど、さくら学院にメンバーとして入りたかったワケではないんです。だけど、実際に転入してからは「さくら学院に入って良かったな!」って感じるようになったし、“スーパーレディーを目指す”というさくら学院のコンセプトも、“将来は女優さんになりたい”っていう夢をずっと持ち続けていた沙樹と同じだなって。もし女優さんになれなかったとしてもスーパーレディーになりたいな! と、ずっと思っていたので、中3で卒業するまでにもっともっと、その夢に近づけるようにしたいです!

——なるほど。では、そんな大好きなさくら学院のために“白井沙樹がやるべきコト”は?

白井 今年度は転入生が6人っていうのもあって、今年度の良さである“元気な感じ”と“明るさ”は大事にしたいんですが、あまりに元気すぎちゃって、ちょっと“清楚さ”が足りないなって思う時もあります。なので、自分たち中3メンバーが先頭に立って、みんなで協力しながら“清く、美しい”さくら学院の部分も、父兄さんたちにお見せしていきたいですね!

——そこはさくら学院の魅力の1つですし、ガチな父兄目線を持っている白井さんならでは。最後に『エンタメNEXT』の読者へのメッセージをお願いします!

白井 さくら学院のパフォーマンスは、みんな常に全力です! 細かい部分での見所もたくさんある中で、それぞれ顔笑っているメンバーの姿とか、ライブ終盤で疲れているハズなんだけど、父兄の皆さんに想いを届けようと笑顔で歌っている姿など、瞬間ごとに変わる色んな表情や動きをカワイイな~♡ って楽しんで頂けたら嬉しいです!

——やはり最後は、父兄目線で終わりましたね(笑)。ありがとうございました!

白井 ありがとうございました!

 さて、なかなかレアなトーク委員長・白井沙樹のロングインタビュー。皆様いかがでしたでしょうか? 普段はどうしても“お母さんキャラ”や“ガチ父兄”というイメージが強く、優等生として見られている彼女だが、今回は普段語ることの少ない本音の部分も随所にチラホラ。もう今週末には、さくら学院 学院祭も控えており、現在はラストスパート真っ只中の彼女ら。卒業式までのカウントダウンも5ヶ月を切り、笑って泣いてぶつかって仲直りしてと、日々元気に成長中の12人が作り上げる2015年度のさくら学院から、ますます目が離せません!


(インタビュー・文/TOMMY)

白井沙樹

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