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UPDATE|2022/03/02

清純派アイドルが語る“不倫ドラマ”の深すぎる魅力「グラつく結婚感、本当の幸せが何かを考えます」

撮影/松山勇樹

篠原涼子主演で不倫に走る妻たちを描いたNetflexオリジナルドラマ『金魚妻』が話題だ。「放送時間帯は昼下がり。視聴者は主に主婦層」というイメージはすでに過去のもの。今の不倫ドラマブームを支えているのは若い女性たちだ。青春の日々を瑞々しく表現するアイドルグループ「真っ白なキャンバス」の浜辺ゆりなも、そんな不倫ドラマの魅力にハマった1人だ。不倫はおろか結婚や恋愛もまだ縁遠い清純派アイドルの彼女はなぜ、そのドロドロの世界に魅了されたのか。ピュアな視点で、その深淵なる世界をナビゲートしてくれた。

【写真】キラキラとした真っ直ぐとした瞳で不倫ドラマの魅力を語る浜辺ゆりな【10点】

真っ白なキャンバスで活躍する浜辺ゆりなが不倫ドラマに出会ったのは、今から4年ほど前のこと。そのときに受けた衝撃は絶大で、ジェットコースターのように展開される物語に胸のドキドキが止まらなくなったという。

「もともと私は学園系の恋愛ドラマばかり観ていたんです。神木隆之介さんと広瀬すずさんが出ていた『学校のカイダン』(日本テレビ系)や『花より男子2(リターンズ)』(TBS系)あたりが特に好きでしたね。最初に観た不倫ドラマは『あなたのことはそれほど』(TBS系)だったんですけど、それまで接していたドラマとは何もかもが違っていて……。観たときのショックは言葉で言い表せないです。

 学園ドラマって結局は“誰かによって書かれた物語”という感じがするじゃないですか。だけど、不倫ドラマはそうじゃないんですよ。人間の描き方がリアルすぎるし、綺麗事じゃ済まされないドロっとした感情が剥き出しになっている。だから引き込まれざるをえないんです。登場人物の意思がこれ以上くらいはっきりしているし、なんというか“全力で人間している!”って感動するんですよね。結婚という安定した環境があるにもかかわらず、自分からそれをブチ壊すわけですから。あまりにも欲望に忠実すぎて、ア然としてしまいます」

 こうしてありきたりなラブストーリーでは満足できなくなった浜辺は、番組改編期に「不倫」という単語を見つけるとすぐさま録画予約をするほどの中毒者となる。「夜に1話だけ」と軽い気持ちで再生ボタンを押し、気づいたら最終話まで一気に鑑賞して朝を迎えたことも一度や二度ではないという。高校の友達やグループのマネージャーも“不倫ドラマ沼”に巻き込んでいった。
AUTHOR

小野田 衛


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