今年も5月よりワールドツアーで欧米各国を席巻し、8月からはWORLD TOUR 2015 in JAPANとして初の国内ツアーを敢行したBABYMETALが、その掉尾を飾る横浜アリーナ2デイズを12月12日、13日の両日行った。2日間で計26000人を熱狂させたツアーファイナルの、初日の模様をお届けする。
「BABYMETAL WORLD TOUR 2015 in JAPAN - THE FINAL CHAPTER OF TRILOGY -」ライヴレポート 2015.DEC.12
今年も5月よりワールドツアーで欧米各国を席巻し、8月からはWORLD TOUR 2015 in JAPANとして初の国内ツアーを敢行したBABYMETALが、その掉尾を飾る横浜アリーナ2デイズを12月12日、13日の両日行った。2日間で計26,000人を熱狂させたツアーファイナルの、初日の模様をお届けする。
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前日の金曜日、異常気象に見舞われこの時期としては記録的な24度という最高気温を記録した東京地方。そこから8度ほど気温は下がったが、ライブ当日の横浜も暖かい天候に恵まれた。日中は外でも上着は必要ないほどで、BABYMETALの黒いTシャツを着たファンが物販を求めて長蛇の列を作る。
思えば今年もBABYMETALは世界中のメタルヘッズを夢中にさせてきた。昨年に続くワールドツアーでは特にメタルフェス参加が増え、世界中のメタルファンにその存在を知らしめた。メタルゴッドと呼ばれるロブ・ハルフォード率いるジューダス・プリーストとの共演も果たし、イギリスのメタル専門誌「メタルハマー」と「ケラング」の賞も獲った。
秋には国内ファン待望の国内ツアーをスタート。この横浜アリーナ2デイズでいよいよファイナルを迎える。先月にはメタル界の帝王・元ブラック・サバスのオジー・オズボーンが主催するメタルフェス「OZZFESTJAPAN2015」に出演。最終日に登場したBABYMETALはJane’:s Addictionにゲスト出演したYOSHIKIをのぞけば日本人アーティストとして最も遅い時間帯での出演となり、見事日本代表の重責を果たした。
さらには来年4月にはイギリスを代表するロックの殿堂とでも言うべき大会場・ウェンブリーアリーナでのワンマンライブを行うことを発表。来年もその人気の勢いは更に加速しそうな状況で迎える横浜アリーナ公演である。
会場内は午後5時半過ぎにはセンター、アリーナ、スタンドともほぼ満員。ステージは東南方向にあるノーマルな構成。2階建てのステージは奥にドラムセット、1階から2階へと続く階段が3カ所、その2階には巨大なキツネの面が3つ配されている。さらには左右には大きなスクリーンが掲げられ、西や北のスタンドからは直接ステージを見るよりはスクリーンの方が大きく見やすそうだ。
場内ではVeil of MayaやSkyharborといったデスコアやプログレメタルのバンドの曲がかかり、ピットの連中からは早く暴れたいという気がスタンドまでも伝わってくる。
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