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UPDATE|2016/01/06

第2回マーティのアイドル紅白歌合戦 [王道アイドルソング組vol.2] 「でんぱ組サウンドが普遍化したという奇跡」

『マーティのアイドル妄想紅白歌合戦』の第2回目だよ~。前回・前々回と解説したとおり、今回のマーティ紅白は、出演するアイドルのサウンド傾向ごとに『王道アイドルソング組』『冒険的サウンド組』の2組にわけて対決形式を取っています。今週は『王道アイドルソング組』の後編です!

●王道アイドルソング組
1曲目・HKT48『12秒』
2曲目・SKE48『未来とは?』
3曲目・乃木坂46『太陽ノック』
4曲目・カントリーガールズ『愛おしくってごめんね』
5曲目・Juice=Juice『Wonderful World』
6曲目・私立恵比寿中学『スーパーヒーロー』
7曲目・PASSPO☆『TRUCKS』
8曲目・でんぱ組.inc『おつかれサマー!』

 1曲目から5曲目までAKB系列グループ、ハロプロのユニットが続いたところで、さらに加速する後半戦! 6曲目は、さいたまスーパーアリーナ公演2DAYSを成功させ、もはや“ももクロの妹分”という肩書も必要なくなってきた感のある、私立恵比寿中学の『スーパーヒーロー』です。

 この連載でも紹介したとおり、『スーパーヒーロー』はゴージャスなストリングス(弦楽器)、激しいドラムとギター、エモーショナルな泣きの歌メロが光るスケールの大きな楽曲で、アメリカのエモ系バンド、マイ・ケミカル・ロマンスの『ブラック・パレード』をほうふつとさせる大名曲。間奏のクィーン風のハーモナイズギターはもちろんボクがステージに上がって弾きまくりたい!

 続く7曲目はPASSPO☆のベスト・アルバムに収められていた『TRUCKS』を。実はこのベストアルバム、2014年12月リリースだったらしいんだけど、ボクのアメリカツアー中の愛聴曲だったので、こっそり入れさせてもらいます(苦笑)。

 この曲はいわゆるAKBフォーマットにも近い印象があるんだけど、よりメロコア寄りのサウンドアレンジが光ってる。ハードドライビンなギター、性急的な8ビート、その合間をぬって聴こえてくるストリングスの響きがうまくマッチした一曲。先の『スーパーヒーロー』と合わせて、会場がヒートアップする光景が想像できるね~。

 そして『王道アイドルソング組』の大トリは彼女たちにお願いしましょう。そう、でんぱ組.incです!

 ボクはね、2015年の本物の紅白歌合戦にでんぱ組.incに出て欲しかったんです。しょこたんとのコラボレーションも有名になったし、代々木国立体育館でライブも成功させた。楽曲も世界レベルで新しい!と思えることをやっていたのか彼女たちだからね。充分出れる資格があると思うんだけどなぁ~。

 楽曲はいろいろ迷った結果、2015年6月リリースの『おつかれサマー!』で。この曲はゆずの北川悠仁さんとヒャダイン(前山田健一)さんが作った楽曲で、ヒャダイン・ワークス特有の複雑なアレンジメントが施されているにもかかわらず、それをまったく感じさせないハイパーチューン!

 で、驚くのは、この複雑怪奇なサウンドがいつの間にかアイドル界のメインストリームになってきているということなんです。最近のアイドルの楽曲ってサウンドやアレンジ、アイドル本人たちの発声方法がめちゃくちゃ凝っているじゃん? それはヒャダインさんがももクロ~でんぱ組でやってきた実験が他のクリエーターたちにも広がった証拠だと思う。2年前に『おつかれサマー!』を聴いていたら、みんな「なんだこりゃ?」と思うはずだよね。それが今では普通に聴けてしまうんだから音楽の進化ってすごいね~。

 そんなわけで、マーティ紅白の「王道アイドルソング組」はこれにて終了。次週は王道に対抗する「冒険的サウンド組」をご紹介していきますよ!

【告知】マーティ紅白のラインナップの感想、勝敗の結果をツイッターに書き込もう!投稿の際はハッシュタグ「#マーティ紅白」を付け加えてみてね。
マーティ・フリードマンTwitterアカウント【@marty_friedman

(構成・文/尾谷幸憲 協力/バラン野島)



マーティが脳科学者・茂木健一郎氏とトークセッション!

「ジャンルを超えろ!」をテーマに予測不能なボーダーレストークバトルを繰り広げる!?
 
開催日時:2016年1月19日(火)・19時~
会場:新宿ReNY(レニー) 03-5990-5561 東京都新宿区西新宿6-5-1 アイランドホール2階
問い合わせ:朝日カルチャーセンター
(03-3344-1948)
http://www.asahiculture.jp

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