2⽉10⽇、AKB48劇場にて、チームAにとって約5年半ぶりの新公演「M.T.に捧ぐ」が初⽇を迎えた。
2010年7⽉に開幕した「⽬撃者」公演以来となる新公演の幕が上がると、そこには険しい表情でステージに⽴つチームAのメンバーたちの姿が。横⼭由依から「M.T.が掲げた改⾰の灯（ひ）を消してはいけない」と声明⽂が読み上げられ、AKB48に新たな⾵が吹くようにと、「M.T.！ M.T.！ M.T.！…」のシュプレヒコールも上がった。
そして、「我々は、同志 M.T.の理念を引き継ぎ、AKB48横⼭チームAが、ここに新公演再開を宣⾔する！」と⼒強く宣⾔をし、新公演のパフォーマンスが始まる。スタートを予感させる『始まる。』、照明に照らされたメンバー幻想的に踊る『探してあげる』などの全体曲4曲がオープニングを飾った。
次回シングルのセンターも務める宮脇は、ソロ曲を披露 (c)AKS
中盤でのトークコーナーでは、新しい試みも。メンバーを抜き打ちで楽屋から呼び込み質問攻めにする企画では、チーム8とチームAを兼任する⼭⽥菜々美（兵庫）が標的になり、宮崎美穂らからのきわどい質問に奇妙な動きで応戦。また2分間の制限時間の中で、テーマに沿ったトークをし、その⾯⽩さを観客の皆様にジャッジしてもらう企画も⾏われた。
最後には、横⼭がここまでAKB48を導いてくれた先輩たち、そしてM.T.への感謝の気持ちを述べて、公演タイトルにもなった『M.T.に捧ぐ』を披露。メンバーの後ろには、⾼橋みなみ前総監督の姿が映し出され、瞳を潤ませながら歌うメンバーも⾒られた。
高橋みなみへ捧ぐこの公演の本編最後には、高橋みなみの姿が映し出された (c)AKS
いつもに増して⼤きなアンコールに迎えられ、⼤きな⽻根が印象的なゴールドの⾐装に⾝を包んだメンバーが登場し、『ショーは終わらない』『ウィンクの銃弾』を披露。ラストの曲『涙はいつの⽇か』では、客席のお客さんに向けての即興の振り付け講座が⾏われ、⼀緒の振りをお客さんにやっていただきながらのステージパフォーマンス劇場がひとつになり盛り上がった。
また、公演の最後には、ドラフト2期研究⽣・樋渡結依のチームA正規メンバーへの昇格がサプライズ発表された。「チームA、AKB48のためになるメンバーになりたい……」と突然の発表に声を詰まらせる樋渡に「ひーわたん、おめでとう」とメンバーが駆け寄り、喜びが重なった、AKB48劇場にとって記念すべき⽇となった。
AKB48のドラフト2期生では初の昇格となった樋渡結依（右） (c)AKS
新総監督の横山は、「これまでは先輩たちが歩んできた道をなぞってきたので、新しい公演はどう思われるんだろう、どう感じるんだろうと不安で不安でしょうがなかったです。でも、これがAKB48第2章が始まるってことなんだと思っているので、このタイミングで新公演が始まることを感謝しています」と話した。
初めて客席で公演を見たという高橋みなみは、「泣かないつもりだったのですが、1曲⽬から泣いてしまいました。ただ、それは感動というよりも、メンバーみんなの⽣き⽣きとした顔を観られたことからです」と、AKB48の未来を担う後輩たちの、力強いパフォーマンスを楽しんだようだ。
チームA 7th Stage ｢M.T.に捧ぐ｣セットリストOverture
1 始まる｡ ALL
2 Prime time ALL
3 探してあげる ALL
4 ラベンダーフィールド ALL
5 リスケ ⼩嶋･島崎
6 制服ビキニ ⼤和⽥･樋渡･⼭⽥
7 Sheʼs gone ⼊⼭･⽩間･⾕⼝･佐々⽊
8 夢でKiss me! 宮脇
9 負け男 宮崎･中⻄･⼩笠原･⼤家･中村
10 ⽉と⽔鏡（つきとみずかがみ） 横⼭
11 ⾨前仲町ダンス ALL
12 今夜、グロリアは誰に抱かれる？ ALL
13 コピー＆ペースト ALL
14 M.T.に捧ぐ ALL
アンコール
15 ショーは終わらない ALL
16 ウィンクの銃弾 ALL
17 涙はいつの⽇か ALL
